国立歴史民俗博物館 企画セッションのご案内

歴史研究と人文研究のためのツールを学ぶ

概要

 人文情報学に関係する研究の中には比較的容易に使えるツールもたくさんあり、その開発の事例はじ んもんこん等でも報告されているものもある。それらのツールを活用し、人文学の多くの成果を出して いくことは、さらなるツールの可能性を導き出し、ツールのさらなる開発へとも繋がる。また、それが人 文学の成果へと繋がるという循環を生む。このプロセスから考えても、多くの人にツールを使う機会を 提供することが、じんもんこん全体の発展にとって重要である。

 一方、国立歴史民俗博物館が進める「総合資料学の創成」事業においても、人文情報学を一つの重要な 柱としておいており、歴史研究に情報技術を活用するモデルの構築が求められている。総合資料学で行 なっている事業では、基本的には大型のデータベースやシステムの構築が中心であるが、基礎ツールを 理解し、歴史研究への可能性を模索することも欠かすことのできない重要な要素である。

 そこで、今年度の歴博とじんもんこんでの企画セッションでは、歴史研究や広く人文研究のためのツ ールを学ぶチュートリアルセッションを行いたい。システムを「作る」ことに加え「使う」実績を増やす ことで、今後の異分野連携への基盤構築を行うものとしたい。

日時 2017 年12 月10 日(日) 9:45~11:45
場所 大阪市立大学 学術情報総合センター 10 階
テーマ

デジタルアーカイブ管理ツールであるOmeka チュートリアル 中村覚氏(東京大学)

時間情報システム HuTime チュートリアル- 暦の変換 関野樹氏(総合地球環境学研究所)

いわゆるくずし字などの読めない文字を推定するMOJIZO チュートリアル 耒代誠仁氏(桜美林大学)

その他、以下のような関連ツールを簡単に紹介します。
・みんなで翻刻(歴博・橋本雄太)
・くずし字アプリ(歴博・橋本雄太)
・KH Coder (大阪大学・上阪彩香氏)
・IIIF Curation Viewer (CODH・鈴木親彦氏)
・異体字セレクタセレクタ (東京大学大学院・王一凡氏)
なお、本セッションは実際にコンピュータ等を用いて実践してもらう場面が生じると思われます。コンピュータの基礎的な動作等については把握している方を対象とします。 また、可能な方はノートパソコン等をご持参ください。
※本企画セッションのみの参加については、無料です。