じんもんこん2022は終了しました。たくさんの方々のご来場ありがとうございました。
審査員による投票の結果、各賞は、以下の発表に決定いたしました。おめでとうございます。
じんもんこん2022ベストポスター賞
I-1-1:日本語資料の全文テキストデータ分析ツールNDL Ngram Viewerの開発について
青池 亨(国立国会図書館)
I-1-6:単語アライメントの誤り対応を用いた歌ことばのコノテーション検出
陳 旭東(東京工業大学), ホドシチェク ボル(大阪大学), 山元 啓史(東京工業大学)
I-1-7:自然は報復するのか:「タタリ」伝承の計量分析の試み
中分 遥(高知工科大学, University of Oxford), 佐藤 浩輔(株式会社バンダイナムコ研究所)
じんもんこん2022学生奨励賞
B1-3:文字単位n-gramの翻訳によるヴェーダ・サンスクリットの連声解除
塚越 柚季(東京大学)
A2-2:ストーリー型コンテンツ制作支援AIフルコト
五木 宏(はこだて未来大学), 多和田 紘希(東京大学), 石綿 陽一(株式会社Ales), 松原 仁(東京大学), 鈴木 恵二(はこだて未来大学)
I-1-2:怪談に登場する怪異の特徴分析及びメディア間比較
大田 翔貴(はこだて未来大学), 村井 源(はこだて未来大学)
I-1-6:単語アライメントの誤り対応を用いた歌ことばのコノテーション検出
陳 旭東(東京工業大学), ホドシチェク ボル(大阪大学), 山元 啓史(東京工業大学)
趣旨
デジタル・ヒューマニティーズ(DH)という学問分野が日本に知られるようになり、10年を超える。 そして、日本においては、30年を超える期間にわたり本研究会の名称である「人文科学とコンピュータ(CH)」という 研究分野も確立されてきた側面を持つ。この両分野は極めて類似したものであり、本研究会が、 ある種日本のDH分野を担う重要な役割を果たしてきたのは間違いない。
一方、もともとのDHがすぐれて人文学の手法の発展に重点をおいて進められてきたのに対し、 本研究会をはじめ、日本においては情報技術の発展への貢献と人文学研究の新手法展開への貢献と、 その両者に重きをおいて研究が進められてきたことも確かである。 この点では、当初、情報処理学会のもとで進められてきたCHと、もともとのDHの間は、手法は類似していても 「問いの立て方」という点で若干異なる部分があったのも事実である。 そのような異なりの中から両者をうまく融合させつつ展開してきたという点は、日本のDHの特徴でもある。 また、近年は東アジア・東南アジア諸国の中でもDHの進展は見られてきており、 2022年は、DH国際会議がアジア初・日本を拠点として開催されるに至った(当初は東京が会場であったが、オンラインに変更)。 アジアにおけるDHとは何か、ということも関係諸国とともに考える段階になりつつあるともいえるであろう。
そこで、本シンポジウムでは、「日本の「デジタル・ヒューマニティーズ」を見つめなおす」をテーマとして設定したい。 他国とは異なる日本のDH研究・CH研究の多様なあり方を俯瞰し、全体像を見渡すことで、国際的にも日本のDH研究を展開し、 国内においても分野のさらなるプレゼンス向上へと結びつけることを期待する。
開催概要
日程
2022年12月9日(金)〜11日(日)
会場
オンライン開催(拠点)千葉大学・人間文化研究機構国立歴史民俗博物館
共催
協力団体
後援
実行委員会
鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)[委員長]
後藤真(国立歴史民俗博物館)、橋本雄太(国立歴史民俗博物館)、亀田尭宙(国立歴史民俗博物館)、
小風尚樹(千葉大学)、耒代誠仁(桜美林大学)
プログラム委員会
曽我麻佐子(龍谷大学)【委員長】
北﨑勇帆(高知大学)【副委員長】、土山玄(お茶の水女子大学)【副委員長】
大向一輝(東京大学)、北本朝展(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター・国立情報学研究所)、関野樹(国際日本文化研究センター)、中村覚(東京大学)、西岡千文(国立情報学研究所)、山田太造(東京大学)、吉賀夏子(佐賀大学)
主なトピック
人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマについての研究発表・事例報告などについて広く歓迎いたします。具体的なトピックは以下に挙げますが、この限りではありません: デジタル・アーカイブ(記録、保存もしくは活用に関する技術、事例、理論など)、保存科学、文化財防災、MLA連携、デジタル博物館、デジタル化文書、ドキュメンテーション、考古学・歴史学・文献学・言語学などの人文系諸学を含むデジタル・ヒューマニティーズ、人文情報学、時空間情報、視覚化、データ・マイニング、色彩情報処理、情報技術を用いた教育、WEB活用、情報検索、メタデータ、知的財産権・著作権課題など、広く 人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマ、事例、現状批判、問題提起などについてのご発表も広く歓迎いたします。
発表論文募集
項目 | 日程 |
---|---|
募集開始 | 2022/08/01 |
概要論文締切 | 2022/09/05 締切りました |
論文採否通知 | 2022/10/04 |
カメラレディ論文締切 | 2022/11/1 |
概要論文の応募について
- A4判2ページ(図表を含む)の概要論文を作成してください。 査読方針、概要論文の書き方、送付方法などについては、以下のフォーマットに詳しい情報がありますので、ダウンロードの上、必ず参照してください。
- 2022年度、じんもんこんシンポジウムはシングルブラインド制を採用します。著者・所属も概要論文に記載をお願いします。
- 概要論文には希望する発表形式(口頭、インタラクティブ、どちらでもよい)を明記してください。
- 学生が第1著者の場合は、学生奨励賞の審査対象となりますので、審査希望の有無を選択してください。
- 提出された概要論文に基づいて、プログラム委員会で査読・審査の上、応募論文の採否を決定します。参照:投稿論文の採否決定にかかるプログラム委員会規則
- 採択された場合、A4判6ページか8ページの論文集用カメラレディ論文を提出していただきます。
概要論文の投稿について
- じんもんこん2022では、概要論文の投稿にオンライン投稿システムEasyChairを利用します。EasyChairのアカウントをすでにお持ちの方は、そのアカウントを利用してログインしてください。アカウントをお持ちでない方は、新規にアカウントを作成してください。
- じんもんこん2022 EasyChairページ よりログインし、概要論文を提出してください。
- 投稿ファイルのファイル形式はPDFのみとします。
- 投稿時、「著者情報」「タイトル」「キーワード(3語以上)」「希望発表形式」を入力して、申し込みをしてください。 ※「著者情報」「タイトル」は、概要論文が和文の場合は日本語で、英文の場合は英語で入力してください。 ※「キーワード」は、日本語入力するとエラーが出る事例が報告されているため、概要論文が和文・英文にかかわらず、英語で入力してください。
- 投稿後、すぐにEasyChairから確認メール(受理通知)が送付されます。確認メールが届かない場合は、お問い合わせください。 ※EasyChairから確認メール(受理通知)が届かない場合は、投稿が正常に完了していません。
- 概要論文締切までの期間であれば、何度でも概要論文のアップデートが可能です。
- EasyChairの詳細な操作方法はEasyChairの使い方をご覧ください。
- 概要論文作成、投稿に関して不明な点があれば、下記問い合わせ先にお問い合わせください。
発表形式
- 原則として筆頭著者および発表者となれるのは、企画セッションを除いて著者一人につき1発表とします。共著者には特に制限はありません。
- 下記のツールを利用した オンライン発表を予定していますが、状況の変化により若干方式が変更になる可能性があります。
口頭発表
- Zoomによるオンライン発表になります。 1発表につき質疑を含めて合計30分程度となります。
- 詳しくは 口頭発表要領をご確認ください
- 1本あたり発表時間20分、質疑応答5分の計25分(入れ替え含む)です。
インタラクティブ発表
- じんもんこん2022では、ポスター・デモセッションに代わり、インタラクティブセッションを実施します。 1発表1分間のライトニングトークと、5分以内の説明動画(後述)、ポスター相当のPDFをご用意ください。 コアタイムには、オンラインツール(詳細は後日決定します)を用いて質疑応答を行います。
- インタラクティブセッションでは、5分以内のポスターないしデモの説明動画を 事前に録画していただき、それを参加者が事前に見てもらえるようにします。 これは、参加者の都合の良いタイミングで発表を把握し、それを踏まえて発表者とやりとりをすることで、 オンライン上での「説明待ち」の状況を避け、オンライン上での討論に集中できるようにすることを 意図した試みです。
表彰について
最優秀論文賞
- 最も優秀な研究発表を表彰します。
ベストポスター賞
- 最も優秀なポスター発表を表彰します。
学生奨励賞
- 学生が第1著者で発表を行った中から、優れた研究発表を表彰します 。
プログラム
オンライン論文集はこちら(要パスワード、「じんもんこん2022 参加章引換券」というタイトルのメールに記載されています。)
アクセス情報
参加申込(参加費)
申込方法
情報処理学会の
申し込みフォーム
からのお申込みになります。各発表に対して1名以上の有償での参加登録をお願いしております。
論文集は印刷版、ダウンロード版の両方を提供いたしますが、会期までに印刷版の入手をご希望の方は、11月末日までにマイページでの参加登録を完了ください。
※学生(論文集なし)の方は専用のフォーム
より参加登録ください。
※公開セッション(P-1:第1回人間文化研究機構DH研究会、P-2:バンドン工科大学・国立歴史民俗博物館共催シンポジウム、P-3:基調講演)のみの参加申し込みの場合は、専用のフォームよりお申し込みください。
事前登録・事前振込み
申し込み開始後~12月2日(金)まで
参加費
会員種別 | 12/2(金)までの早期申込 | 12/3(土)以降の通常申込 |
---|---|---|
CH研究会登録会員 | 6,000円 | 9,000円 |
IPSJ会員 共催・後援団体会員 | 9,000円 | 12,000円 |
一般(非会員) | 10,000円 | 13,000円 |
学生 論文集あり(CH登録会員、学生非会員) | 3,000円 | 3,000円 |
学生 論文集なし(CH登録会員、学生非会員) | 0円 (※) | 0円 (※) |
(※) 各発表に対して1名以上の有償での参加登録をお願いしております。
問い合わせ
sympo2022contact■jinmoncom.jp(■を@に変えてください)