プログラム

公開セッション研究発表その他のセッションに色分けしています。

公開セッションのみのご参加の場合、専用のフォームに申し込みお願いします。じんもんこん全体へのご参加は、こちらをご覧ください。

2022年12月9日(金)

Zoom会場 P
14:00~16:30
プレイベント1
P-1:第1回人間文化研究機構DH研究会
17:00~19:00
プレイベント2
P-2:バンドン工科大学・国立歴史民俗博物館共催シンポジウム

2022年12月10日(土)

Zoom会場 A Zoom会場 B oVice会場 C Zoom会場 P
09:30~09:45
オープニング
S-1:オープニング
09:45~11:00
口頭セッション1
A-1:時空間情報 B-1:テキスト解析1
11:00~11:10 休憩(10分)
11:10~12:25
口頭セッション2
A-2:ユーザインタフェース B-2:テキスト構造化
12:25~13:30 休憩(65分)
13:30~14:30
基調講演
基調講演
14:30~14:45
インタラクティブプレゼン1
I-1:インタラクティブプレゼン
14:45~14:55 休憩(10分)
14:55~16:20
インタラクティブディスカッション1
I-1:インタラクティブディスカッション
16:20~16:30 休憩(10分)
16:30~17:45
口頭セッション3
A-3:物語分析 B-3:歴史情報
17:45~18:00 事務連絡

2022年12月11日(日)

Zoom会場 A Zoom会場 B oVice会場 C
09:45~11:00
口頭セッション4
A-4:テキスト解析2 B-4:社会課題解決
11:00~11:10 休憩(10分)
11:10~12:25
口頭セッション5
A-5:コンテンツの調査と解析 B-5:基盤構築
12:25~13:30 休憩(65分)
13:30~14:30
企画セッション
企画セッション
14:30~14:45
インタラクティブプレゼン2
I-2:インタラクティブプレゼン
14:45~14:55 休憩(10分)
14:55~16:20
インタラクティブディスカッション2
I-2:インタラクティブディスカッション
16:20~16:30 休憩(10分)
16:30~17:00
特別セッション
特別セッション
17:00~17:15
クロージング
クロージング

プレイベント1 P-1:第1回人間文化研究機構DH研究会

12月9日(金) 14:00~16:30Zoom会場 P

DHプラットフォームnihuBridgeの研究活用の可能性 ~API機能を一例として


【主催】 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構、人間文化研究創発センターDH部会、じんもんこん2022実行委員会

人間文化研究機構(以下、機構)は2022年6月にnihuBridge https://bridge.nihu.jp/ を公開しました。nihuBridgeは、機構が2008年以降公開・開発してきた研究資源共有化システム(nihuINT)による統合検索機能を一部に引き継ぎつつも、研究成果データの蓄積機能やDH(Digital Humanities)関係リンク情報集約機能、研究者情報の集約・公開機能等を新たに備えました。これにより、機構および連携諸機関が発信する、多様な研究資源情報を共有・活用するためのポータルサイトになりました。今後、さらにDHのプラットフォームとして成長させるべく開発を続けます。 nihuBridgeに新たに備えられた機能のひとつとして、APIがあります。今回の研究会ではこのAPIのnihuBridgeにおける位置付けや具体的な設計、想定される利用例などをお示しします。その上で、nihuBridgeのプラットフォームとしての今後のあり方やDHへの貢献について議論します。 nihuBridgeのAPIは、機構から発信する様々なデータの取得を容易にします。このような機械的情報取得手法の共有によって、これまでに公開されてきた多くの研究データから新たな研究や分析を行うことを可能にします。大学院生や新たにDHの研究に取り組もうとする研究者をはじめ、人文学、情報学等の様々な研究分野の皆様にnihuBridgeが活用されることを期待し、本研究会を開催します。

14:00-14:05 趣旨説明
北岡タマ子(機構DH部会/人間文化研究機構本部)
14:05-14:25 nihuBridgeのコンセプト
後藤真(機構DH部会/国立歴史民俗博物館)
14:25-14:45 nihuBridgeのシステム
関野樹(機構DH部会/国際日本文化研究センター)
14:45-15:25 nihuBridge APIの利用事例
鈴木卓治(機構DH部会/国立歴史民俗博物館)
15:30-16:30 ディスカッション  司会:北岡タマ子
宮川創(機構DH部会/国立国語研究所)、菊池信彦(機構DH部会/国文学研究資料館)、後藤真、関野樹、鈴木卓治

このセッションは人間文化研究機構との共催・公開セッションとなります。

公開セッションのみのご参加の場合、専用のフォームに申し込みお願いします。なお、シンポジウム全体に参加予定の皆様には他のセッション情報とともにURLをお送りしますので、このフォームでの別途申し込みは不要です。

→イベントチラシ

プレイベント2 P-2:バンドン工科大学・国立歴史民俗博物館共催シンポジウム

12月9日(金) 17:00~19:00Zoom会場 P

From Field To Table


芸術・文化資料のデジタルアーカイブ構築のための方法論とワークフロー

Methodology and Workflow for Creating Digital Archives of Art and Cultural Resources


デジタルアーカイブを構築する際にデータ収集の対象となる資料は、博物館などの機関に収集されておらずその外(フィールド)にあることも多い。そうした資料のデータをフィールドで収集しデータベースなどのテーブルに上げて公開するまでには、資料の把握・選定、資料の所在地や所有者とのやりとりから、実際のデータの収集、編集やキュレーションまで、様々な手法を伴う作業が必要となる。こうしたプロセスを誰がどのような方法で進めて行くのが良いだろうか。本セッションでは、インドネシアのバンドン工科大学芸術デザイン学部において進められているデジタルアーカイブ構築の取り組みについて紹介する。日本における状況との同異点について留意しつつ、データ収集やデジタルアーカイブ構築の目的や意義、データを公開した先の展望なども含めつつ、デジタルアーカイブ構築の課題や可能性について議論したい。

When building a digital archive, the materials that are the subject of data collection are often not collected by museums or other institutions but are located outside of them (in the field). The process of collecting data on such materials in the field and putting them on a database or other table for public access requires a variety of methods, from identifying and selecting materials and communicating with their locations and owners to the actual collection, editing, and curation of data. Who should facilitate these processes, and in what ways? In this session, we will introduce the digital archive projects at the Faculty of Art and Design, Bandung Institute of Technology (ITB), Indonesia. While considering the similarities and differences with the situation in Japan, we will discuss the challenges and possibilities of digital archive construction, including the purpose and significance of data collection and digital archive construction, as well as the future prospects of making the data public.

このテーマで、Institut Teknologi Bandung (バンドン工科大学, 以下 ITB) から2つの講演を頂き、ディスカッションを行います。発表、ディスカッションともに、日英同時通訳を行います。

Program
Moderator: Sakiko Kawabe (National Museum of Japanese History)

  1. Digital Museum Benda, ITB (30 mins)
  2. Collecting digital data of art and art history by CIVAS (Center for Indonesian Visual Art Studies), ITB (30 mins)
  3. Discussion (1 hour)

このセッションはバンドン工科大学・国立歴史民俗博物館との共催・公開セッションとなります。

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口頭セッション1 A-1:時空間情報

12月10日(土) 09:45~11:00Zoom会場 A

座長:関野 樹 (国際日本文化研究センター)

  • A-1-1:「鴨川古写真GISデータベース」の構築に向けた現状と課題
    飯塚 公藤(近畿大学), 谷端 郷(北海学園大学), 大邑 潤三(東京大学), 佐藤 弘隆(愛知大学), 島本 多敬(琵琶湖博物館), 前田 一馬(立命館大学), 鈴木 康久(京都産業大学)
  • A-1-2:地名情報基盤GeoLODによる地名識別子の収集・共有・活用と歴史ビッグデータ研究
    北本 朝展(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター, 国立情報学研究所)
  • A-1-3:Distortion Analysis of the Historical Maps of Ushu Kaido Road in Akita Domain
    Takeshi Miura(Akita University)

口頭セッション1 B-1:テキスト解析1

12月10日(土) 09:45~11:00Zoom会場 B

座長:北﨑 勇帆 (高知大学)

  • B-1-1:中古仮名文学作品のコーパスに対する話者情報の付与とその活用例
    竹内 綾乃(国立国語研究所), 中村 壮範(国立国語研究所), 小木曽 智信(国立国語研究所)
  • B-1-2:東北方言昔話に関する歴史的音声コーパスと機械学習ベース自動音声復元の試み
    高道 慎之介(東京大学), 丹治 尚子(東京大学), 佐伯 高明(東京大学), 森松 亜依(東京大学), 庄司 潤子(仙台文学館), 佐藤 照一(仙台文学館), 猿渡 洋(東京大学)
  • B-1-3:文字単位n-gramの翻訳によるヴェーダ・サンスクリットの連声解除
    塚越 柚季(東京大学)

口頭セッション2 A-2:ユーザインタフェース

12月10日(土) 11:10~12:25Zoom会場 A

座長:北本 朝展 (ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター)

  • A-2-1:龍舟の戯の再現と対話型展示を目的としたモーション記述・編集システム
    萩原 智大(龍谷大学), 野坂 尚輝(龍谷大学), 曽我 麻佐子(龍谷大学)
  • A-2-2:ストーリー型コンテンツ制作支援AIフルコト
    五木 宏(はこだて未来大学), 多和田 紘希(東京大学), 石綿 陽一(株式会社Ales), 松原 仁(東京大学), 鈴木 恵二(はこだて未来大学)
  • A-2-3:古典籍の可読性を向上しつつ鑑賞性を維持する翻刻結果の新たな表示法
    蠣崎 公亮(はこだて未来大学), 寺沢 憲吾(はこだて未来大学)

口頭セッション2 B-2:テキスト構造化

12月10日(土) 11:10~12:25Zoom会場 B

座長:山田 太造 (東京大学)

  • B-2-1:物語における登場人物の人数に関する配置戦略の分析
    斉藤 勇璃(はこだて未来大学), 村井 源(はこだて未来大学)
  • B-2-2:日本近代文学における自筆資料の構造的記述の可能性―江戸川乱歩自筆資料を手がかりとして―
    塩井 祥子(早稲田大学), 永崎 研宣(人文情報学研究所)
  • B-2-3:構造化テキストデータの活用における現状と課題 ―TEIに準拠した『浄土真宗聖典全書』全文検索システムの開発を通じて―
    永崎 研宣(人文情報学研究所), 中村 覚(東京大学), 田中 真(浄土真宗本願寺派総合研究所), 西河 雅人(浄土真宗本願寺派総合研究所), 林 龍樹(浄土真宗本願寺派総合研究所), 井上 慶淳(浄土真宗本願寺派総合研究所), 下田 正弘(東京大学)

基調講演

12月10日(土) 13:30~14:30Zoom会場 P

DHへの期待


ご講演:堀 浩一先生(人間文化研究機構 理事)

このセッションは公開セッションとなります。

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インタラクティブプレゼン&ディスカッション1

12月10日(土) 14:30~14:45Zoom会場 A, 14:55~16:20oVice会場 C

座長:曽我 麻佐子 (龍谷大学)

  • I-1-1:日本語資料の全文テキストデータ分析ツールNDL Ngram Viewerの開発について
    青池 亨(国立国会図書館)
  • I-1-2:怪談に登場する怪異の特徴分析及びメディア間比較
    大田 翔貴(はこだて未来大学), 村井 源(はこだて未来大学)
  • I-1-3:形容詞の通時的語義・用法データベースの構想と進捗状況
    山崎 誠(国立国語研究所), 村田 菜穂子(大阪国際大学), 前川 武(大阪国際大学), 村山 実和子(日本女子大学)
  • I-1-4:テキストマイニングを用いた考古学情報の変遷分析―徳島県における発掘調査報告書を事例に―
    武内 樹治(立命館大学), 高田 祐一(奈良文化財研究所)
  • I-1-5:GlyphWikiによる観智院本『類聚名義抄』字形の再現とその改善
    池田 証壽(北海道大学), 李 媛(関西大学), 劉 冠偉(東京大学), 鄭 門鎬(北海道大学)
  • I-1-6:単語アライメントの誤り対応を用いた歌ことばのコノテーション検出
    陳 旭東(東京工業大学), ホドシチェク ボル(大阪大学), 山元 啓史(東京工業大学)
  • I-1-7:自然は報復するのか:「タタリ」伝承の計量分析の試み
    中分 遥(高知工科大学, University of Oxford), 佐藤 浩輔(株式会社バンダイナムコ研究所)
  • I-1-8:西浦田楽の演目に関する文献の内容検索を可能にするデジタルアーカイブの試作
    森 ヒロユキ(静岡大学), 彦坂 和里(静岡大学, 名古屋文理大学), 杉山 岳弘(静岡大学)
  • I-1-9:人文学社会科学分野における学際的共同研究類型化の試み
    朝岡 誠(国立情報学研究所), 大波 純一(国立情報学研究所), 林 正治(国立情報学研究所), 関野 樹(国際日本文化研究センター), 後藤 真(国立歴史民俗博物館), 山地 一禎(国立情報学研究所)

口頭セッション3 A-3:物語分析

12月10日(土) 16:30~17:45Zoom会場 A

座長:西岡 千文 (国立情報学研究所, オープンサイエンス基盤研究センター)

  • A-3-1:基盤モデルを用いた物語のセリフの自動生成手法の提案
    村井 源(はこだて未来大学), 岩岬 潤哉(はこだて未来大学), 奥山 凌伍(はこだて未来大学), 松原 仁(はこだて未来大学)
  • A-3-2:物語自動生成のための推理小説中の伏線分類
    青山 美月(はこだて未来大学), 村井 源(はこだて未来大学)
  • A-3-3:Web小説のCGMにおける読者の読書行動についての一考察
    安田 幸生(慶應義塾大学), 植原 啓介(慶應義塾大学), 佐藤 雅明(東海大学)

口頭セッション3 B-3:歴史情報

12月10日(土) 16:30~17:45Zoom会場 B

座長:後藤 真 (国立歴史民俗博物館)

  • B-3-1:スペイン第二共和政期バルセロナにおける本の日とサン・ジョルディの日の空間史的分析
    菊池 信彦(国文学研究資料館)
  • B-3-2:研究資源としてのWEB APIの利用:歴史資料・古典籍の字形を横断的に検索するアプリケーションの開発
    劉 冠偉(東京大学), 中村 覚(東京大学), 山田 太造(東京大学)
  • B-3-3:花押を対象としたデータ駆動型歴史情報学研究の実践
    中村 覚(東京大学), 劉 冠偉(東京大学), 宮﨑 肇(東京大学), 井上 聡(東京大学), 大山 航(東京電機大学), 山田 太造(東京大学)

口頭セッション4 A-4:テキスト解析2

12月11日(日) 09:45~11:00Zoom会場 A

座長:中村 覚 (東京大学)

本セッションの発表順は冊子のプログラムから更新されております、ご注意ください。

  • A-4-3:Wikipediaの影響関係データを用いた20世紀フランス思想家ネットワークの分析
    須田 永遠(国立情報学研究所), 前山 和喜(総合研究大学院大学), 武富 有香(国立情報学研究所), 杉山 佳奈美(京都大学), 栗田 和宏(名古屋大学), 宇野 毅明(国立情報学研究所)
  • A-4-2:『日本人名辞典』からの歴史人物情報の抽出: Few-shot学習による古文の固有表現抽出の試み
    苑 広媛(立命館大学), 李 康穎(日本学術振興会 特別研究員), 後藤 真(国立歴史民俗博物館), 木村 文則(尾道市立大学), 前田 亮(立命館大学)
  • A-4-1:Lemmatization of Old English Using Levenshtein Edit Distance with Context Sensitive Weighting
    Timothy Kawanami-Hanpeter(University of Tokyo)

口頭セッション4 B-4:社会課題解決

12月11日(日) 09:45~11:00Zoom会場 B

座長:亀田 尭宙 (国立歴史民俗博物館)

  • B-4-1:トピックモデルによる監査上の主要な検討事項(KAM)の類似性の検証
    土井 惟成(株式会社日本取引所グループ)
  • B-4-2:多様性の解析を用いたニュース記事に対するコメント集合の分析
    宇野 毅明(国立情報学研究所), 武富 有香(国立情報学研究所) , 小林 亮太(東京大学) , 橋本 隆子(千葉商科大学), 久保山 哲二(学習院大学), 申 吉浩(学習院大学)
  • B-4-3:#metooに対する”誹謗中傷”的語りの類型化とアノテーション
    武富 有香(国立情報学研究所), 松田 智裕(立命館大学), 須田 永遠(国立情報学研究所), 宇野 毅明(国立情報学研究所)

口頭セッション5 A-5:コンテンツの調査と解析

12月11日(日) 11:10~12:25Zoom会場 A

座長:吉賀 夏子 (佐賀大学)

  • A-5-1:『唐詩選』における送別詩の収録状況:『唐詩三百首』との比較を通じて
    馬 艶艶(岡山大学)
  • A-5-2:物語における「泣けるシーン」への評価と想起される感情についての質問紙調査
    福元 隆希(はこだて未来大学), 石川 一稀(はこだて未来大学), 斎藤 勇璃(はこだて未来大学), 中村 祥吾(はこだて未来大学), 大場 有紗(はこだて未来大学), 村井 源(はこだて未来大学)
  • A-5-3:コンテンポラリーダンスの舞台創作における動作合成システム活用の検証
    海野 敏(東洋大学), 曽我 麻佐子(龍谷大学), 平山 素子(筑波大学)

口頭セッション5 B-5:基盤構築

12月11日(日) 11:10~12:25Zoom会場 B

座長:大向 一輝 (東京大学)

  • B-5-1:HuTimeプロジェクトにおける中国暦基盤データの構築
    関野 樹(国際日本文化研究センター)
  • B-5-2:日本史史料データプラットフォーム構築に向けた取り組みと課題
    山田 太造(東京大学, 地震火山史料連携研究機構), 中村 覚(東京大学), 劉 冠偉(東京大学), 井上 聡(東京大学)
  • B-5-3:人文学におけるオープン・サイテーションの可能性 -インド学仏教学分野を事例として-
    西岡 千文(国立情報学研究所, オープンサイエンス基盤研究センター), 永崎 研宣(人文情報学研究所), 清水 元広(日本印度学仏教学会データベースセンター), 下田 正弘(東京大学)

企画セッション 若手人文系大学院生とじんもんこんとの対話

12月11日(日) 13:30~14:30Zoom会場 A

CH・DHに関わる研究は多様さを増すとともに、その数も増えてきた。 CH・DHに関係する専門の研究ポストも少しずつ増え始めている状況がある。 とはいえ、大学院生がCH・DH研究を志すためには、CH・DHをそのものを専攻するところ以外では、 何らかの明示的なきっかけがなければその一歩を踏み出しにくい状況はいまだに存在する。 とりわけ、人文系の大学院生が、自らが専門とする課題に対し、 情報技術をもって解決するためにいくつかのハードルが存在するのはたしかである。 そこで、本セッションでは、 人文系の大学院生に、「自らの専門研究を進める際に情報技術応用を行いたいが、 その方法について模索、あるいは困難に直面している状況」を発表していただき、 それに対してじんもんこん参加者が解決策をともに考えるという試みをおこなってみたい。 大学院生にとって、CH・DH研究を具体的に目指す一つのきっかけになるとともに、 じんもんこんにとっては若手研究者迎え入れと新たなコラボレーションの可能性を作り出すことを目指す。 さらに言えば、情報学の側から人文学のニーズとはどのようなものなのかを (本セッションで出た研究課題そのものにとらわれず、より広い視点で)共有するきっかけもなりうるだろう。 限られた時間での試行的試みではあるが、若手研究者の育成という観点から、 生産的な対話が行われることを期待したい。

インタラクティブプレゼン&ディスカッション2

12月11日(日) 14:30~14:45Zoom会場 A, 14:55~16:20oVice会場 C

座長:土山 玄 (お茶の水女子大学)

  • I-2-1:仮名字母の出現傾向を用いた『源氏物語』写本の調査
    齊藤 鉄也(淑徳大学)
  • I-2-2:花押を対象とした画像検索システムの構築
    石村 隆博(和歌山大学), 村川 猛彦(和歌山大学)
  • I-2-3:星新一作品における伏線表現の機能変化についての特徴抽出
    岩岬 潤哉(はこだて未来大学), 村井 源(はこだて未来大学)
  • I-2-4:書き下し文での訓点情報検索を可能とする訓点資料データベースの試作
    中村 海翔(岐阜工業高等専門学校), 田島 孝治(岐阜工業高等専門学校), 堤 智昭(筑波大学), 高田 智和(国立国語研究所), 小助川 貞次(富山大学)
  • I-2-5:マイクロクラスタリングを用いた選挙公報テキスト分析
    杉山 佳奈美(京都大学), 久保山 哲二(学習院大学), 三輪 洋文(学習院大学), 宇野 毅明(国立情報学研究所)
  • I-2-6:テキストマイニングから探る「大正期ベルクソンブーム」の内実
    中原 真祐子(上智大学), 永崎 研宣(人文情報学研究所)
  • I-2-7:ネットワーク中心性を用いた核音の計量分析
    中洲 貴一(同志社大学), 小嶋 彩加(同志社大学), 足立 潤治(同志社大学), 森川 葵(同志社大学), 河瀬 彰宏 (同志社大学)
  • I-2-8:意味分類検索に対応したコーパス簡易検索アプリケーション「ことねり」
    小木曽 智信(国立国語研究所), 八木 豊(株式会社ピコラボ)
  • I-2-9:西浦田楽の演目の俯瞰を可能とする映像視聴システムの検討
    飯田 悠太(静岡大学), 杉山 岳弘(静岡大学)

特別セッション

12月11日(日) 16:30~17:00Zoom会場 A
DH2022特別報告 司会:後藤 真 (国立歴史民俗博物館) 報告者:永崎 研宣(人文情報学研究所)