P1-9: 篆隷万象名義の全文テキストと公開システムについて
李 媛(北海道大学 文学研究科), 池田 証壽 (北海道大学 文学研究科)
P2-6: 主体語彙辞書を用いた物語テキスト中の主体推定システムに向けて
村井 源(東京工業大学)
P1-9: 篆隷万象名義の全文テキストと公開システムについて
李 媛(北海道大学 文学研究科), 池田 証壽 (北海道大学 文学研究科)
趣旨
1999年に第1回「人文科学とコンピュータシンポジウム~過去・現在・未来(じんもんこん1999)」が開催されてから17年になります。この間の情報技術の進歩には目を見張るものがあり、かつては思いもつかなかった大規模なデータを処理できる環境がようやく実現されつつあります。ビッグデータ活用に向けて、機械学習の基礎と応用の研究が発展し、とりわけ深層学習の研究による、画像・音声・テキストなどの情報処理の分野では精度向上や技術展開について活発な成果報告がなされています。近年のじんもんこんにおいては、これらの情報処理技術を人文学情報に応用した研究成果が報告されています。しかし、人文学情報を提供していくには、技術的課題ばかりではなく、著作権による公開の制限、情報資源を維持していく体制の確保など、現実的な課題も多く存在します。さらに、有用な情報資源であったとしても、他分野の研究者からみれば、活用したり別の情報資源と関連づけたりするのが困難なものも少なくありません。このような問題に対し、じんもんこんはさまざまな人文学情報について、学際的に情報収集し、他分野と関連づけ展開していくために、LODなどオープンデータに関する研究交流の場を提供してきました。拡充された人文学情報には、今後、ビッグデータを扱う高度な処理の適用が期待されます。いままさに、じんもんこんには、そうした研究を発展させ人文学情報の継承と進化を推進していく役割が求められているのです。
そこで、本シンポジウムでは、大規模学術フロンティア促進事業「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」を推進する国文学研究資料館と、言語処理や音声処理の研究など幅広い分野にも利活用されるコーパス・データベースの構築を推進している国立国語研究所を会場として、人文学情報資源についての成果と課題を共有することを目指します。そして多彩な人文学情報を継承し発展させていくための、じんもんこんにとってのミッションを考える機会にしたいと考えています。
開催概要
日程 |
2016年12月9日(金)〜11日(日)
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会場 | 国文学研究資料館 ・ 国立国語研究所 (東京都立川市) | ||||
主催 | 情報処理学会 (IPSJ) 人文科学とコンピュータ研究会 (SIG-CH) | ||||
共催 | 国文学研究資料館 ・ 国立国語研究所 | ||||
後援 |
アート・ドキュメンテーション学会 記録管理学会 情報知識学会 情報メディア学会 人文系データベース協議会 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会 電子情報通信学会 日本アーカイブズ学会 日本計算機統計学会 日本行動計量学会 日本デジタル・ヒューマニティーズ学会 日本統計学会 日本図書館情報学会 |
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協力団体 |
インフォコム株式会社 株式会社ヒューマンオーク デジタル文化資料エンジニアの会 株式会社ナレッジ・シナジー コンテンツ株式会社 ディスクロージャー・イノベーション株式会社 凸版印刷株式会社 株式会社遊文舎 勉誠出版株式会社 |
実行委員会
山本和明(国文学研究資料館)[委員長]
古瀬蔵(国文学研究資料館),
松田訓典(国文学研究資料館),
高田智和(国立国語研究所),
小木曽智信(国立国語研究所),
松村敦(筑波大学),
鹿内菜穂(日本女子大学),
大向一輝(国立情報学研究所),
土山玄(同志社大学)
プログラム委員会
耒代誠仁(桜美林大学)【委員長】
亀田尭宙(京都大学),
北本朝展(国立情報学研究所),
後藤真(国立歴史民俗博物館),
小林雄一郎(東洋大学),
関野樹(総合地球環境学研究所),
曽我麻佐子(龍谷大学),
守岡知彦(京都大学),
山田太造(東京大学)
おもなトピック
デジタル・アーカイブ(記録、保存もしくは活用に関する技術、事例、理論など)、保存科学、文化財防災、MLA連携、デジタル博物館、デジタル化文書、ドキュメンテーション、考古学・歴史学・文献学・言語学などの人文系諸学を含むデジタル・ヒューマニティーズ、人文情報学、時空間情報、視覚化、データ・マイニング、色彩情報処理、情報技術を用いた教育、WEB活用、情報検索、メタデータ、知的財産権・著作権課題など、広く人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマ、事例、現状批判、問題提起などについてのご発表も広く歓迎いたします。
発表論文募集
スケジュール
項目 | 日程 |
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募集開始 | 2016年7月6日(水) |
概要論文締切 | |
論文採否通知 | 2016年10月4日(火) 9月9日から12日までの概要論文投稿分は採録通知が数日遅れる場合がございます。 |
カメラレディ論文締切 | 2016年11月3日(木) |
概要論文の応募について
- A4判2ページ(図表を含む)の概要論文を電子メール添付にて投稿して下さい(電子投稿のみ受け付けます)。査読方針、概要論文の書き方、送付方法などについては、 に詳しい情報がありますので、ダウンロードの上、必ず参照してください。
- 2016年度、じんもんこんシンポジウムはシングルブラインド制を採用します。著者・所属も概要論文に記載をお願いします。
- 概要論文には希望する発表形式(口頭、ポスター、どちらでもよい)を明記してください。
- 事務局からの連絡は、電子メールを用います。投稿には必ず受付通知をお返しします(おおむね24時間以内)。受付通知が届かない場合はお問い合わせ下さい。
- 提出された概要論文に基づいて、プログラム委員会で査読・審査の上、応募論文の採否を決定します。
- 採択された場合、A4判8ページ以内の論文集用カメラレディ論文を提出していただきます。
発表形式
口頭発表
- 口頭発表は、1発表につき発表25分(ただし、前の人との入れ替えを含む)と質疑5分の合計30分となります。
ポスター発表
- ポスター発表には以下の設備を用意します。
- パネル:W1200mm, H1530mm(掲示可能面積)
- 机:1台(480mm×750mm)
- 電源はありません。
- ポスターは10日(土)の午前中から掲示できます。10日(土)の昼休み終了までには掲示を完了して下さい。
- ポスターは11日(日)のポスターセッション2終了まで掲示し、それ以降撤収をお願いします。(11日(日)のポスターセッション2終了までは必ず掲示してください)。
- 11日(日)のポスターセッション2終了後に撤収できない場合は、実行委員会で撤収します。なお、その際のポスターの破損等につきましては、責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。(シンポジウム終了までにポスター回収に来なかった場合には、実行委員会側で処分いたします。)
表彰について
最優秀論文賞
- 最も優秀な研究発表を表彰します。
ベストポスター賞
- 最も優秀なポスター発表を表彰します。
学生奨励賞
- 学生が第一著者で発表を行った中から、優れた研究発表を表彰します 。
プログラム
参加申込
申込方法
事前登録期間: 2016年11月7日(月)〜2016年11月30日(水)
事前登録(12月10日(土), 11日(日)): 情報処理学会の申込みフォームからお申し込み下さい。
参加費振込先(12月10日(土), 11日(日)分): こちらをご覧下さい。
事前登録(12月9日(金)のアイデアソン): 別途お申し込みが必要です。詳細についてはこちら(国文研サイト)をご覧ください。(参加費無料)
参加費
12月9日(金)は参加費無料です。
12月10日(土)・11日(日)については下表をご覧ください。
会員種別 | 事前登録両日参加 (10日(土)・11日(日)) | 当日登録両日参加 (10日(土)・11日(日)) | 事前登録1日参加 (10日(土)または11日(日)) | 当日登録1日参加 (10日(土)または11日(日)) |
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CH研究会登録会員 | 6,000円 | 9,000円 | - | - |
IPSJ正会員,共催・後援団体会員 | 9,000円 | 12,000円 | 7,000円 | 10,000円 |
一般(非会員) | 10,000円 | 13,000円 | 8,000円 | 11,000円 |
学生(CH登録会員) | 0円 | 0円(原則事前登録) | - | - |
学生(CH登録会員以外) | 3,000円 | 3,000円(原則事前登録) | - | - |
*発表者は1日参加枠では申込みできません。
*懇親会費は参加費とは別に5,000円(一般)、1,000円(学生)となります。当日受付での現金払いのみとなります。
*昼食代は参加費には含まれません。
※論文集のみ 5,000円(税・送料込)の申込は,以下の内容を研究部門宛にE-mail:sig"at"ipsj.or.jpか,FAX:(03)3518-8375にてお 送り下さい。
発送はシンポジウム終了後となります。
請求書等を同封しますので,到着しましたらお手続きください。
[注文品名,注文数,氏名 ,会員番号,勤務先,送付先住所(勤務先 / 自宅),郵便番号,住所,Tel ,Fax,E-mail,請求書 : 通, 見積書 : 通, 納品書 : 通,請求書記載名義]
問い合わせ
シンポジウム全般の照会先メールアドレス: