トップページ > 第58回研究会

最終更新日:2018-08-18

◆第58回人文科学とコンピュータ研究会

(主査:桶谷猪久夫 幹事:安達文夫,吉岡亮衛,村上晴美)

日 時  2003年5月30日(金)9:30 〜 17:30
会 場 上野市労働会館
    (三重県上野市丸之内182-3)

[9:30 〜 10:40]

(1) 俳句への学際的アプローチ
   −−クロスメディア俳句研究フォーラムの発足に寄せて−−
  ○鈴木雅実(ATR),皆川直凡(鳴門教育大),吉田 香(九州工大),
   吉岡亮衛(国教研),山本健一(岐阜市立女子短大)

  概要:グローバル化,マルチメディア化等,今世紀に入って変貌を遂げよ
   うとしている俳句を,認知心理学,比較文学,情報科学等の多様な視点
   から研究対象として取り上げ,教育や異文化コミュニケーション等での
   新たな可能性を拓く方向について展望する.

(2) 遠近法尺度からみた浮世絵の一考察
   小沢一雅(大阪電通大)

  概要:浮世絵は西洋から渡来した遠近法の影響を受けてはいるが,個々の
   作品を点検すると,完全な遠近法からは多少のズレがある.本論文では,
   こうしたズレを定量的に評価する手法について考察する.

[10:50 〜 12:00]

(3) n-gramとOCRによる定型表現がある古文書の文字の推定
   ○山田奨治(日文研),柴山 守(大阪市大)

  概要:古文書の翻刻作業中に遭遇する不可読文字について,前後の文字の
   n-gram情報と文字画像のOCR結果を併用して正解候補も求める手法につ
   いての研究.

(4) Babel 3.7の日本語対応化
   柴崎文一(総研大)

  概要:BabelはLaTeX2eを多言語化するためのパッケージである.しかし
   Babelは日本語環境には対応していないため,日本語pLaTeX2e上でBabel
   を使用するためには各種の改変が必要である.本発表では,Babel 3.7
   を日本語環境に対応させるための方法を解説する.

[13:00 〜 14:45]

(5) DBMS機能を有するe-learningシステム
  ○及川昭文(総研大),山元啓史(UCSD)

  概要:データベースの作成,検索実習を可能にしたe-learningシステムを
   開発し,考古学の授業に適用した.その結果に基づいて,システムの機
   能及び評価について報告する.

(6) Z39.50 CIMIプロファイルにもとづく民族学標本資料データベースの試作
  ○山本泰則,中川 隆(民博)

  概要:CIMIプロファイルとは,情報検索の共通プロトコルZ39.50をもちい
   て博物館の間の情報共有をおこなうために提案された仕様である.この
   プロファイルに準拠して試作した国立民族学博物館の標本資料データベー
   スについて,その機能の紹介し評価をおこなう.

(7) 小学校教科書の学習者に応じた電子的再構造化について
   森下淳也(神戸大),○中尾桂子(神戸学院大)

  概要:教科書読解の補助を行う目的で,学習者のレベルや問題点にあわせ
   て教科書を電子的に再構造化して提示するシステムを構想している.コ
   ンテンツの構造理解のために,文章中の思考活動を誘導する単語の流れ
   や学習の流れを形成する文章構造を利用し,段階別に提示したり,画像
   の配置を変化させたりする視覚化の手法を論じる.

[15:00 〜 16:10]

(8) ビデオ映像による人物間対話解析のための顔領域抽出と顔方向の推定
  ○町野太一,八村広三郎(立命館大)

  概要:インタビューシーンなどのビデオ映像を用いた,複数人の対象人物
   の対話を解析する処理の一部として,人物間の顔の向きや表情などによ
   る非言語コミュニケーションに関する情報を動画像処理により抽出する.
   今回は,顔領域の抽出と顔方向の推定の実験結果について報告する.

(9) 骨格角度情報による日本舞踊動作の解析
  ○黒宮 明(名古屋市工業研究所),吉村ミツ,横山清子(名古屋市大)

  概要:いくつかの骨格のなす角度を使い,レファレンスデータと同様な動
   作を比較データの一部から抽出した.角度情報は,骨格の向きを体の正
   面と情報の二軸で表現したものである.

[16:20 〜 17:30]

(10) レーザースキャナとRTK-GPSを用いた遺跡の3次元計測
    門林理恵子(通信総合研究所)

  概要:ビザンティン時代の遺跡をレーザースキャナを用いて3次元計測す
   るとともに,RTK-GPSを用いて地理座標も取得した.これらのデータを
   元に,3次元モデルの作成や写真解析を行ない,写真とともに表示する
   システムを作成した.

(11) 陶器デザインのためのCGシミュレーションシステムと商品開発への応用
   ○野上雅彦,大谷哲也(滋賀県工業技術総合センター),八村広三郎(立命館大)

  概要:陶器産業における商品開発の支援を目的に,簡便な操作性と分散処
   理機能による陶器デザインCGシミュレーションシステムを開発した.本
   システムでは,対象陶器の形状を回転体で定義できるものに限定するこ
   とによって操作性を向上させ,ロクロ目などの凹凸形状や釉薬を選択す
   ることによって,リアルなCG画像の生成を実現した.また,デザインし
   たCGモデルに基づき,光造形法により陶器のプロトタイプを作成するこ
   とも試みている.

トップページ > 第58回研究会