[[開催予定]]に戻る **◆第78回 人文科学とコンピュータ研究会発表会 [#a638398d] (主査:鈴木卓治,幹事:五島敏芳,永崎研宣,阪田真己子,後藤真) &br;&br; ***会場情報 [#e410f607] 日時 2008年5月23日(金)&br; 会場 立命館大学(京都府京都市)~ ・京都駅より~ 市バス50/快速205にて(約35分) 「立命館大学前(終点)」下車~ 市バス205にて約35分、「衣笠校前」下車、徒歩10分~ JRバスにて約30分、「立命館大学前」下車~ ・JR円町駅~ 市バス快速202/快速205にて(約10分)「立命館大学前(終点)」下車~ 市バス205にて約10分、「衣笠校前」下車、徒歩10分~ JRバスにて約10分、「立命館大学前」下車~ http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html~ ~ *** 懇親会 [#o3c2cee4] 日時:2008年5月22日(木) 18:00~20:00~ 会場:Tawawa二条店 ※立命館大学朱雀キャンパス・7F~ http://www.kyo-tawawa.co.jp/restaurant/nijo/index.html~ 会費:5000円(学生は会費割引あり)~ ※参加希望者は、その旨を下記連絡先までお願いします。(5月12日〆切) ***発表申込 [#m733e70a] //-''発表申込につきましては2月23日より開始します。'' //-研究発表の申し込みについては、''先着順にて定足数に達し次第、締切''とさせていただきます。あらかじめご了承のほど、よろしくお願いします。 -第78回研究会は、立命館大学・グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」との共催にて、特集セッション「『日本文化デジタル・ヒューマニティーズ』とその展開」を開催します。 -したがいまして、第78回研究会の通常の受付最大件数は''8件''の予定です。あらかじめご了承ください。 発表申し込みは締め切りました。~ // 発表申込締切 2008年3月31日(月)17:00~ ''原稿提出締切 2008年4月25日(金)''(予定) //***申込方法 [#u50b8192] // [[研究会での発表]]のページをご参照の上、お申し込みください。 //~~ //-申込には必ず返信します。返信のない場合は照会先までご連絡ください。 //-後日学会事務局より、予稿集の論文原稿作成の詳細について e-mail でご案内をさしあげます。 //申し込み件数が定足数に達したため,締め切りとさせていただきます.ご了承ください. ***プログラム [#ce934d4a] -セッション1 9:00~10:45 --9:00~9:35~ ○藤本 悠(同志社大学大学院文化情報学研究科)~ 「文化現象研究におけるOOGIS理論の有効性-考古学における古墳時代研究での実践的検討-」~ 本研究では、OOGIS理論と地理情報標準に準じたモデル化手法を用 いて、文化現象をモデ化し、データベースに実装し、分析する方 法を検討する。また、考古学における古墳時代研究においてその 実践を試みる。 --9:35~10:10~ ○山田哲也(同志社大学大学院、今日庵文庫),矢野 環(同志社大学文化情報学部)~ 「茶の湯のコミュニティー ―『天王寺屋宗達他会記』に見る交友の時系列分析―」~ 茶会記の客組からその相関関係を分析すると、特に千宗易(利 休)と天王寺屋一族との興味深いネットワーク形成が見て取れ る。従来の茶会記研究では把握できない時系列な状況をネットワ ーク処理から見易く提示する。 --10:10~10:45~ ○広瀬 駿(立命館大学 情報理工学部),吉村 ミツ(立命館大学 COE推進機構),八村 広三郎(立命館大学 情報理工学部),赤間 亮 立命館大学 文学部~ 「落款を利用した浮世絵の作者同定の試み」~ 江戸時代から作成された浮世絵の画像を対象として,浮世絵の落 款の特徴量から浮世絵の絵師を特定する.浮世絵から手動で切り 出された落款画像を画像処理し,文字部を抽出し,加重方向指数 ヒストグラム特徴にもとづき,辞書作成,距離の定義などを行 い,絵師の識別実験を行った.その結果,約9割の識別率を得, 落款による絵師特定の可能性を得ることができた. -セッション2 10:55~12:05 --10:55~11:30~ ○小沢一雅(大阪電気通信大学)~ 「三韓王朝における王の崩年モデル」~ 天皇の崩年モデルの考え方を高句麗・新羅・百済の三韓王朝に適用 する。崩年モデルによって導かれる推定崩年と三国史記にもとづく 西暦崩年との差異について考察を行う。 --11:30~12:05~ ○中村美奈子(お茶の水女子大学),小田邦彦(大阪電気通信大学),ミリニサ・マンスル(お茶の水女子大学)~ 「(仮)ウイグル舞踊の歩行動作特性の分析」~ ネイティブダンサーによるウイグル舞踊の基本歩行動作を、モー ションキャプチャ計測し、分析を行った結果、重心位置の軌跡に 特有のリズム的特性が読み取れた。この定量的分析結果をふま え、ダンサーへの聞き取り調査によりウイグル舞踊の歩行動作特 性を舞踊学の視点から検証する。 「モーションキャプチャを用いた舞踊における運動の質の評価の試み -ウイグル舞踊の基本歩行動作と旋回動作を事例として-」~ 運動の質の評価の試みとして、ネイティブダンサーによるウイグル舞踊の基本 歩行動作と旋回動作を、モーションキャプチャ計測し、演者の技術の質的な評 価を行った。 分析を行った結果、主に重心位置の軌跡に特徴を見出すことができた。この定 量的分析結果をふまえ、ダンサーへの聞き取り調査によりウイグル舞踊の動作 特性を運動学と民族舞踊学の両視点から検証する。 -セッション3 13:00~15:20 特集セッション「『日本文化デジタル・ヒューマニティーズ』とその展開」 --13:00~13:35~ ●赤間 亮(立命館大学文学部),金子 貴昭(立命館大学大学院文学研究科)~ 「浮世絵デジタルアーカイブの現在」~ 浮世絵のデジタルファクシミリの蓄積を15年間に亙って行ってきた。 本研究プロジェクトがWEB上に置いたイメージファイル総数は、20万枚を 超える。WEB環境の進化により、これらがどのように研究に利用されている のかを紹介する。 --13:35~14:10~ ●木村 文則(立命館大学情報理工学部), 小牟礼 雅之(ユニバーサルコンピューター), 前田 亮(立命館大学情報理工学部), 佐古 愛己(立命館大学文学部), 杉橋 隆夫(立命館大学文学部)~ 「古典史料データベース検索システムの提案」~ デジタル保存を行った古記録や古文書を有効活用するため,内容にまで 踏み込んだ古記録データベースの検索システムを提案する.本研究では メタデータの付与とその閲覧システム,時代横断型検索システムを提案する. --14:10~14:45~ 塚本章宏(立命館大学大学院文学研究科)~ 「GISを用いた歴博甲本洛中洛外図屏風に描かれる空間の定量的分析」~ 本報告では洛中洛外図屏風シリーズの中でも最古のものとされている 歴博甲本(町田本)を取り上げる。京都に点在する多くのランドマークは、 限られた屏風の範囲にいかにして取り込まれたのかを、GISを用いて検討する。 --14:45~15:20~ ●斎藤進也(立命館大学衣笠総合研究機構), ●稲葉光行(立命館大学政策科学部)~ 「地域を知を集める ~協調的ナラティヴの蓄積による日本文化アーカイヴの構築」~ 我々が開発した、地域に残る様々な個人の記憶を協調的に蓄積する「KACHINACUBE」 システムを、具体的な事例とともに紹介する。さらに、こうした個人の記憶が日本文化 全体を研究する上でいかに重要かを考察する。 -第4セッション 15:30~17:15 --15:30~16:05~ ○岡墻裕剛(北海道大学), ○石塚晴通(北海道大学), ○斎木正直(北海道大学)~ 「HNGで見る字体数の変遷」~ 漢字字体規範データベース(HNG)で公開されている用例について, 実際に出現する字体数を計測し,その方法論を実践的な視点から 詳述し,字体の変遷について調査・報告を行う。 --16:05~16:40~ ○山田奨治(日文研), ○尾方隆幸(日文研)~ 「古事類苑・地部データへの経緯度情報付与と地図化」~ 明治時代に編纂された百科事典ともいえる『古事類苑』の「地 部」に記載されている地名に対して経緯度情報を与え、GISシス テムから『古事類苑』を参照するシステムを実現した。経緯度情報 の作成方法と、20万分の1帝国図からの海岸線シェープファイル の作成を中心に報告する。 --16:40~17:15~ ○岡本隆明(大谷大学 聖教編纂室)~ 「古文書・典籍を対象とした文字管理システムとその可能性」~ 1文字を1レコードとして史料内の文字一つひとつにIDを与えてリレ ーショナルデータベースで管理することにより、各文字に与えた 丁・行・桁などの文章構造を表現する情報、画像上の座標位置情報 をもとに基本的な全文検索・史料画像データベースとしての機能を 実現させるとともに、1文字単位で様々な属性を格納できることか ら、異体字・訓点の管理などに応用できることを示す。 ***照会/申込先 [#xc71706b] 後藤 真(花園大学)&br; E-mail: m-goto■hanazono.ac.jp (@を■に変更しています)&br; TEL. 075-811-5181(代表)&br; &br; [[開催予定]]に戻る