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共催:東京大学史料編纂所画像史料解析センター
科研費基盤研究(A)「ボーンデジタル画像管理システムの確立に基づく歴史史料情報の高度化と構造転換の研究」
主査:関野樹,幹事:後藤真,阪田真己子,高田智和,山田太造
日時 2013年1月25日(金)
会場 東京大学 史料編纂所
東京都文京区本郷7丁目3番1号
会場へのアクセス
最寄り駅
●東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線 本郷三丁目駅
●東京メトロ千代田線 湯島駅・根津駅
●東京メトロ南北線 東大前駅
日時 2013年1月25日(金)18:00~
チムニー 本郷店
http://www.hotpepper.jp/strJ000126284/?vos=gp
東京都文京区本郷5‐23‐13 田村ビルB1F
予算:3,000円
t_yamada■nihu.jpまでお知らせください(@を■に変更しています)
原稿提出締切 2012年12月21日(金)※厳守
年末年始をはさむため,通常より原稿提出が早くなっております
第97回研究会では企画セッション「文字情報のデータベース化と連携の可能性」を予定しております.
一般セッションの研究発表定足数は4件としておりましたが
応募者多数のためポスター発表を設定いたします.
発表申し込みは締め切りました.
* 執筆要領等は,後日 学会事務局からの原稿依頼のメールにてご案内いたします.
12月7日(金)を過ぎても原稿依頼が届かない場合は,
情報処理学会 研究会担当(渡辺未果)までご連絡ください.
tel:03-3518-8372
詳しい情報は下記URLをご覧ください.
http://www.ipsj.or.jp/09sig/kenkyukai/sanka.html
【一般セッション】
[9:30-10:10]
(1)リソース連携を通じたテキスト・データベースの新たな可能性に向けて-SAT2012を事例として-
○永崎研宣(人文情報学研究所),苫米地等流(人文情報学研究所),下田正弘(東京大学)
SAT大蔵経テキストデータベース委員会が2012年6月に公開した改訂版のテキスト・デー タベースでは、頁画像と本文テキストとの頁画像上での位置のリンクや英訳大蔵経との パラレルコーパスによる読解支援機能をはじめ、新たに様々なリソースとの連携により 利便性向上を期している。本発表では、これについての詳細な報告を通じて、テキス ト・データベースの新たな可能性に関して議論したい。
[10:10-10:50]
(2)FRBRモデルのWork/Expression関係に基づく目録システムの構築~国語教科書を例として~
○田辺浩介(物質・材料研究機構),高久雅生(物質・材料研究機構),江草由佳(国立教育政策研究所)
本稿では、FRBRモデルに基づく目録システム、特にWork/Expressionの関連性の登録に着 目したシステムを試作した結果について報告する。
[10:50-11:30]
(3)CHISE の階層的素性名の RDF 化の試みについて
○守岡知彦(京都大学)
「CHISE IDS 漢字検索」や「東洋学文献類目 Ver.7」の詳細画面表示に用いている “EsT”に対して RDF での出力機能の追加を試みた。ここでは階層的素性名の RDFへの マッピングに焦点を当てて概説する。
[11:30-11:40] 休憩
【ポスターセッション】
※セッション冒頭に発表者から各1分の概要説明を行っていただきます.
[11:40-12:45]
(4)UCS符号化提案におけるデジタルツールの活用-大正新脩大藏經外字の符号化提案にあたって
○永崎研宣(人文情報学研究所)清水元広,下田正弘(東京大学)
大正新脩大藏經のテキストデータのデジタル化に取り組んでいるSATプロジェクトでは、 CJK統合漢字の拡張Fに対して3500字程度の外字の符号化提案を行った。これにあたって は、独自の外字データベースを開発運用するとともに、近年充実しつつある様々なデジ タルツール類を大きく活用した。本発表では、ここで活用した様々なデジタル的な手法 について報告する。
(5)博物館資料情報のLinkedOpenData化へ向けたモデル試作―花園大学歴史博物館資料を題材に―
○後藤真(花園大学)
博物館をはじめとするMALUI施設に関する資料情報の共有化は、文化資源の長期的な保存 と活用にとって、重要な課題となっている。その中でLinked Open Dataは、近年大きく 注目される手法となっている。そこで、本発表では、花園大学歴史博物館の資料情報を 材料に、より簡易な資料情報のデジタル化とLinkedData化の可能性を探り、そして博物 館施設における資料情報の管理手法に関して議論の材料を提案したい。
(6)関連史料収集のための手法に関する考察-日本の南北朝期における史料を対象に-
○山田太造(人間文化研究機構)
昨今,日本史史料に関して目録や画像だけでなく本文もデジタル化が進み,公開されつ つある.本研究では,日本の南北朝期における史料を対象に,本文を用いて類似する史 料を収集し,提示する手法について紹介する.
(7)古文書字形検索のための画像処理
○白井啓一郎(信州大学),耒代誠仁(桜美林大学),井上聡(東京大学),久留島典子(東京大学),馬場基(奈良文化財研究所),渡辺晃宏(奈良文化財研究所),中川正樹(東京農工大学)
古文書を対象とした字形検索では、字形が持つ特徴を残しつつ、古文書の状態に起因す る字形の欠損を補う画像処理が重要である。そこで、古文書の字形画像を対象にした画 像処理の実例を示し、その可能性を考察する。
(8)砂岩製石造遺物における銘文の風化傾向解析と取得方法について
○上椙英之(神戸学院大学),上椙真之(宇宙航空研究開発機構),多仁照廣(敦賀短期大学)
砂岩製の石造遺物は風化が早い事で知られており,薄い石片となって剥落したり,小さ な砂粒となって摩耗する様に文字が失われてゆく.本発表では,この砂岩製の石造遺物 の風化傾向の分析と,失われつつある文字情報の取得方法について考察する.
(9)「人文科学とコンピュータ」をとりまく状況と将来展望
○関野樹(総合地球環境学研究所)
人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2012)に連動して開催された有志 企画セッション「アンカンファレンス・じんもんこん/CHの将来を考える」での話題を中 心に、「人文科学とコンピュータ」の将来展望を描く上での課題を整理する。
[12:45-14:00] 昼休み(運営委員会)
【企画セッション】
[14:00-14:05]企画セッション趣旨説明
[14:05-14:45]
(10)『電子くずし字字典データベース』の課題と将来構想
○井上聡(東京大学)
東京大学史料編纂所が提供する『電子くずし字字典データベース』の開発経緯と現状 における課題を紹介するとともに、今後の方向性について、機関内データベース群と の融合や、他機関データベースとの連携を軸に、検討する。
[14:45-15:25]
(11)個別DBの深化と連携の確保をめぐって
○馬場基(奈良文化財研究所)
奈良文化財研究所では、出土文字資料の特性に合わせて作り込んだ出土文字資料の文 字画像DB(木簡字典・墨書土器字典)を公開する一方、東京大学史料編纂所の電子く ずし字字典との連携も行っている。個別と連携の両立について論じる。
[15:40-16:20]
(12)拓本文字データベースの現状と課題
○安岡孝一(京都大学)
2004年8月に開発を始めた拓本文字データベースは、8年の開発期間の後、漢代~中華 民国初期の拓本から180万文字を切り出した、巨大な文字画像データベースへと発展 した。しかし、巨大化した結果、さまざまな問題も発生している。本発表では、その 現状と今後の展望について述べる。
[16:20-17:00]
(13)漢字字体と典籍の性格との関係―「漢字字体規範データベース」が主張するもの―
○高田智和(国立国語研究所)
「漢字字体規範データベース」の成り立ちと現状を紹介する。また、同データベース の実現を通して構築者グループが主張する、漢字字体と典籍の性格との関係について の課題を述べる。
[17:00-17:30]
討論
「文字情報のデータベース化と連携の可能性」
[17:30-17:35]
閉会挨拶
2009年度より,情報処理学会のすべての研究会の研究報告(定例研究会の論文)の冊子体を廃止し,オンライン化することになりました.
詳しい情報とQ&Aは,下記URLをご覧ください.
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html
この方式は,事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく(研究の登録会員は無料,それ以外の方は有料)か,当日会場にて予稿論文のPDFファイルをコピーしていただくことによって論文を閲覧するものです.
CH研究会では移行措置として,2011年度までは研究会参加者に冊子体を配布しておりましたが,予算上今後これを継続することが困難な状況となりました.残念ではありますが,2012年度から冊子体の配布を中止させていただきます.
今後は,当日会場でPDFファイルを閲覧できない参加者のために予稿論文のコピーご用意いたしますが,部数に限りがあります.誠にお手数ではありますが,できる限り事前にダウンロードしたものをプリントアウトしてご持参いただくか,PDFファイル閲覧用にパソコンをお持ちください.
なお,会場により電源の口数・容量に限りがございますことをあらかじめご了承ください.
予稿論文は通常,研究会開催日の一週間前から情報処理学会の情報学広場よりダウンロード可能となります.
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/
(研究の登録会員は無料ですが、それ以外の方は研究会参加費とは別に料金がかかります)
みなさまにはご不便をおかけしますが,ご理解のほど,よろしくお願いいたします.
阪田 真己子(同志社大学文化情報学部)
E-mail: msakata■mail.doshisha.ac.jp (@を■に変更しています)
2023-07-05 (水) 18:01:17
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