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主査:関野樹,幹事:後藤真,阪田真己子,高田智知,山田太造
日時 2011年5月21日(土)
会場 同志社大学 室町キャンパス(京都府京都市)
寒梅館地下会議室
今出川キャンパスではありませんのでご注意ください.
会場へのアクセス
京都市営地下鉄今出川駅2番出口を出て北側へ1分
会場近隣を予定しております.
発表申し込みは締め切りました.
詳しい情報は下記URLをご覧ください。
http://www.ipsj.or.jp/09sig/kenkyukai/sanka.html
昨年度より、情報処理学会のすべての研究会は、論文誌を全面的にオンライン化することになりました。
詳しい情報とQ&Aは、下記URLをご覧ください。
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html
この方式は、事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく(研究会員は無料、それ以外は有料)、
もしくは当日会場にてUSBメモリからデータをコピーしていただくことによって論文を閲覧するものです。
研究会参加希望の方は、事前にダウンロードしたものをプリントアウトしてご持参い
ただくか、パソコンをお持ちいただくことになります。
論文は通常、研究会開催日の一週間前からダウンロード可能となります。
CH研究会は、人文系との中間領域であることもふまえまして、22年度にかぎり、
印刷した冊子を作成いたします(23年度以降は未定)。
研究会参加者に限り、冊子をお渡しできます。しかし、参加者以外には、学会の規定上お渡しできません。
当日、参加できなかった会員のみなさまは、大変お手数ですが、論文をダウンロードのうえ、ご参照いただければと思います。
研究会のみなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願 いいたします。
5月21日(土)
【学生セッション1】
[9:20 - 10:00]
(1)同時代仏師との比較による快慶作品の特徴について―様式と法量からみる―
○久保文乃(同志社大学大学院文化情報学研究科博士前期課程),村上征勝(同志社大学)
本研究では、従来行われてきた様式からのアプローチを踏まえつ つ、新たに法量を用いた数量的観点からのアプローチを試みた。 主成分分析の結果、従来の様式研究と矛盾していないことから、 法量にも仏師の特徴が少なからず現れていることが判明した。
[10:00 - 10:40]
(2)西鶴作品の文章分析―先行研究の計量文献学的検証―
○上阪彩香(同志社大学大学院文化情報学研究科博士前期課程),村上征勝(同志社大学)
江戸時代前期の作家井原西鶴(1642?~1693)によって著されたと 考えられる作品は多数残されているが、それらの作品には様々な 問題が提起されてきた。しかし、現在まで計量文献学な観点から 検討された研究はない。そこで本研究は、先行研究で提起された 問題に対して計量文献学の観点から検討を行う。
[10:40 -11:20]
(3)空間情報を含む資料のメタデータ記述-AEI Map Metadata Schemaの設計・Place Identifierによる地名辞典
○平松晃一(名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程,日本学術振興会特別研究員)
地図や空中写真、地名に関する資料の所在は、MLA領域と地理空間 情報領域とに分断されている。本研究は、両分野のメタデータ標準 をクロスウォークするAEIスキーマと、PI準拠の地名典拠とによ り、空間情報を含む資料の幅広い共有を目指す。
昼休み 75分
【学生セッション2】
[12:35 -13:15]
(4)音楽療法の質的事例報告に関する計量的分析の試み
○竹原直美(同志社大学大学院文化情報学研究科博士後期課程),矢野環(同志社大学)
本研究では、音楽療法士により記述された質的事例報告を対象と し、臨床における多様な相互関係の中から、「セラピストはクライ エントの何をみてきたか?」という点を、計量言語学的に明らかに するための基礎研究を行った。
[13:15 -13:55]
(5)ダンスのアップダウン動作における二者間の身体動作特徴
Widespread Hands to InTErconnect BASic Elements(WHIteBasE)
○鹿内菜穂(立命館大学大学院理工学研究科博士後期課程,日本学術振興会),八村広三郎(立命館大学)
本研究では,ダンスにおける他者とのインタラクションの効果を 明らかにするため,モーションキャプチャを用いて二者によるア ップダウン動作の実験を行った.互いに向き合う対面条件と,一 方が相手を見ることができる非対面条件を設定した.他者を意識 させる条件下での二者間の身体動作の特徴を定量化し分析する.
[13:55 -14:35]
(6)ランダムフォレストを用いた英語科学論文の分類と評価
○小林雄一郎(大阪大学),田中省作(立命館大学),冨浦洋一(九州大学)
近年、非母語話者が書く英語科学論文(以後、論文)と母語話者 の論文の分類を通して、両者の様々な言語的差異を抽出すること が試みられている。本発表では、まず、論文中の談話表現に着目 し、その頻度を素性の候補とするランダムフォレストに基づく分 類器を構築する。その分類精度は約90%で類似研究の中でも高いも のであった。そして、構築された分類器の素性を分析すること で、非母語話者の論文に特徴的な談話表現を抽出する。
休憩 15分
【一般セッション】
[14:50 -15:30]
(7)Web上で公開された博物館資料メタデータの評価の試み
○矢代寿寛(総研大),宮澤彰(NII)
国内の博物館Webサイトにおいて公開された所蔵資料のメタデータについて、収集した 機関分のデータから、記述規則や値の記入率を調査した。この結果から、公開データの 評価や活用について考察する。
[15:30 -16:10]
(8)日本工芸データベース―在外コレクション所蔵作品を中心とする画像データベース構築について
○前崎信也(立命館大学),ビンチクモニカ(立命館大学)
立命館大学アート・リサーチセンターでは陶磁器・漆器・竹工芸 のデジタル・アーカイブ化を進めている。プロジェクトの概要を 紹介し、国内外における工芸作品のデータベース化の現状と課題 について述べる。
[16:10 -16:50]
(9)マルチデバイス対応の研究成果公開サービスの試み
○岩崎陽一(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程),永崎研宣(人文情報学研究所),
下田正弘(東京大学),久米裕子(京都産業大学)
立命館大学アート・リサーチセンターでは陶磁器・漆器・竹工芸 のデジタル・アーカイブ化を進めている。プロジェクトの概要を 紹介し、国内外における工芸作品のデータベース化の現状と課題 について述べる。
[16:50 -17:30]
(10)テキストマイニングによる若者の観光需要の推定~大学生のライフスタイルに着目して ~
○田中良典(電通国際情報サービス),井出明(追手門学院大学)
近年、若者の旅行離れが指摘されているが、 観光に関する若者の消費行動の変化について体系的に扱った論考は ほとんどない。 本報告では、大学生の観光に関する自由記述アンケートとライフス タイル分析を通し、若者の観光感の実相に迫ってみたい。
阪田 真己子(同志社大学文化情報学部)
E-mail: msakata■mail.doshisha.ac.jp (@を■に変更しています)
2023-07-05 (水) 18:01:15
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