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◆第84回 人文科学とコンピュータ研究会発表会

(主査:後藤真,幹事:上地宏一,鈴木卓治,関野樹,三宅真紀)

会場情報

 日時 2009年10月24日(土)
 会場 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)
 http://www.rekihaku.ac.jp/info/access.html

・地下鉄
  JR東日本 総武線 佐倉駅 バス約15分
  京成電鉄 京成佐倉駅 徒歩約15分

懇親会

  日時:2009年10月24日(土) 研究会終了後(予定)

発表申込

  発表申し込みは締め切りました.

  原稿提出締切 2009年9月24日(木)(予定)
  (原稿のフォーマットが4月より変更されていますのでご注意ください)

参加費(聴講)

  詳しい情報は下記URLをご覧ください。
  http://www.ipsj.or.jp/09sig/kenkyukai/sanka.html

冊子体『研究報告』のオンライン化について

今年度より、情報処理学会のすべての研究会は、論文誌を全面的にオンライン 化することになりました。
詳しい情報とQ&Aは、下記URLをご覧ください。
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html

この方式は、事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていた だく(研究会員は無料、それ以外は有料)、
もしくは当日会場にてUSBメモリからデータをコピーしていただくことによって論文を閲覧するものです。
研究会参加希望の方は、事前にダウンロードしたものをプリントアウトしてご持参い ただくか、パソコンをお持ちいただくことになります。

CH研究会は、人文系との中間領域であることもふまえまして、21年度にかぎり、 印刷した冊子を作成いたします(22年度以降は未定)。
研究会参加者に限り、冊子をお渡しできます。しかし、参加者以外には、学会の規定上お渡しできません。
当日、参加できなかった会員のみなさまは、大変お手数ですが、論文をダウンロードのうえ、ご参照いただければと思います。

研究会のみなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願 いいたします。

プログラム 

[10:00-10:40]
(1)博物館における展示品と収蔵品データベースを関連付けた館内学習コンテンツのデザイン
○寺坂尚浩(静岡大学情報学研究科情報学専攻),林哲正(静岡大学情報学研究科情報学専攻),杉山岳弘(静岡大学情報学部情報社会学科)

本研究では収蔵品データベースのデータを活用し、関連性の高い展
示品のデータを表示する館内学習コンテンツの制作を行った。具体
的にはデータベースの項目ごとに関連性を距離づけし、距離の近い
ものを歴史順に表示した。これにより視聴者の学習意欲の向上につ
ながったか評価分析を行う。


[10:40-11:20]
(2)ユニバーサルデザイン概念に基づくフィールドミュージアム支援システムの提案
○阿部昭博(岩手県立大学),市川尚(岩手県立大学),窪田諭(岩手県立大学), 狩野徹(岩手県立大学)

野外展示・見学を基本とするフィールドミュージアムにおいて、
より多くの人が鑑賞を楽しむための仕組みとして、ユニバーサル
デザイン概念に立脚した見学支援システムの設計コンセプトとそ
の実装方法について報告する。


昼休み 1時間30分

[12:50-13:30]
(3)龍安寺石庭に隠された視覚的不協和効果
○蔡東生(筑波大学システム情報工学研究科),○望月茂徳(立命館大学映像学部), 浅井信吉(会津大学コンピュータ理工学部),王雲(筑波大学システム情報工学研究科),福本麻子(慶応義塾大学 SFC 研究所)

本研究では枯山水庭園の代表的庭園として良く知られる龍安寺石庭
においてアイ・トラッキング実験を行い、配置された15個の石(も
しくは石群)間の鑑賞視線の遷移から視線のPageRankを求めた。解
析結果から龍安寺石庭では視覚的不協和が意図されていると議論す
る。


[13:30-14:10]
(4)MeCab を用いた古典中国語形態素解析器の改良
○守岡知彦(京都大学人文科学研究所)

日本語コーパスを流用した漢文用辞書では繁体字の認識等で問題が
あった。 また、品詞体系も係り受け解析器との連携を前提に修正
した方が良いといえる。ここではこうした問題について議論する。


[14:10-14:50]
(5)伝承者の「動作を変化させた」という意識に着目した指導の分析: 意味づけに根ざした民俗芸能の記録に向けて
○竹内一真(京都大学大学院教育学研究科),やまだようこ(京都大学大学院教育学研究科),渡部信一(東北大学大学院教育情報学研究部)

本研究では民俗芸能の伝承者の指導に焦点を当てフィールドワーク
を行い、自らが変化させたという意識を持つ動作を明らかにするこ
とを通じて、新たな民俗芸能の記録のあり方について考察する。


休憩 15分

[15:05-15:45]
(6)簡易式モーションキャプチャを活用した中国雑技団の役者養成教育の支援
○佐藤 克美(東北大学大学院),薛 藝(東北大学大学院),渡部 信一(東北大学大学院)

デジタルビデオを利用した簡易式のモーションキャプチャを用い
て中国雑技をCGにした。雑技団の指導者・学生にモーションキャ
プチャやCGを使って学習するメリットについてインタビューし、
簡易式モーションキャプチャ・CGを用いた教育の有用性について
検討した。


[15:45-16:25]
(7)伝統楽器教授におけるモーションキャプチャの利用研究
○竹田 陽子(横浜国立大学大学院環境情報研究院),渡部信一(東北大学大学院教育情報学研究部)

本研究は、暗黙の理解を必要とする知識や技能の継承における情報
技術の利用可能性を明らかにするため、韓国の伝統楽器チャンゴの
教授においてモーションキャプチャ映像を利用する試みを行い、そ
の効果と利用可能性を探究した。


照会/申込先

 関野 樹(総合地球環境学研究所)
 E-mail: sekino■chikyu.ac.jp (@を■に変更しています)
 TEL. 075-707-2100(代表)

2023-07-05 (水) 18:01:15

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