CH122

◆第122回 人文科学とコンピュータ研究会発表会

主査: 鹿内菜穂
幹事: 河瀬彰宏、北﨑勇帆、後藤真、山田太造
共催: 佐賀大学、佐賀大学地域学歴史文化研究センター、国立歴史民俗博物館メタ資料学研究センター

会場情報

日時  2020年2月1日(土)
会場  佐賀大学本庄キャンパス理工学部6号館2階多目的ホール
発表申込締切 2019年12月18日(水)
原稿提出締切 2020年1月8日(水)

【参加費(聴講)】

種別金額
研究会登録会員無料
学会正会員2000円
学会会員学生500円
学会非会員学生1000円
非会員3000円

詳しい情報は下記URLをご覧ください. http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/sanka.html

募集内容

情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会(IPSJ SIG Computers and the Humanities)では、下記の通り第122回研究会発表会の開催を予定しております。 歴史、地理、芸術、民俗、文学、言語、社会などなど、様々な人文科学の諸領域での情報資源の記録、蓄積、分析、提供や応用に関わる研究発表をお考えの方はぜひ奮ってご応募ください。 詳細は追ってウェブサイト(http://www.jinmoncom.jp/?CH122)およびMLでお知らせさせていただきます。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

・一般口頭発表 6-8件
ショート:15~20分程度の持ち時間(質疑を含む)
ロング:20分~25分程度の持ち時間(質疑を含む)

※ロング/ショートいずれも2p~8pの予稿の提出が必要となります(この範囲であれば枚数は自由です)。
※予稿のフォーマットは情報処理学会のページ(https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/genko.html)をご参照ください。

これ以外に企画セッションを予定しています。当日は下記のリンク先からWeb中継を行います。
中継サイトはこちら→企画セッション「地域資料を世界へー史資料のウェブ公開とオープンデータ化ー」

申込方法

申込書のページ(https://ipsj1.i-product.biz/ipsjsig/CH/ )をご利用ください (なお、原稿提出はこちらのページから行っていただきます)。
発表申込締切 2019年12月18日(水)
原稿提出締切 2020年1月8日(水)
*「研究会への連絡事項」欄に「一般(ロング)」「一般(ショート)」の別を、必ずご記入ください。
* 投稿システムで申込後、「講演申込完了のお知らせ」という件名のメールが自動配信されます。
* 担当幹事より、「講演申込受理のお知らせ」という件名のメールで、  整理番号とパスワード、原稿執筆の詳細が届き、正式受理となります。  正式受理の連絡がない場合は照会先までご連絡ください。
* 先着順にて、定足数に達し次第、締め切りとさせていただきます。
* お申込み後、原稿提出時の発表ご辞退はお控えいただくようにお願いします。

遠方からの発表学生への金銭的補助について

CH122では、遠方から参加する学生の金銭的負担を軽減し発表の機会を増やすことを目的に、金銭的補助を受けたい方を募集します。

・補助額:9200円
・対象学生の条件:発表を行うこと、会場設営およびマイク担当をアルバイトとして働けること
・会場まで片道9200円以上(新幹線利用、正規の値段)の遠方からの参加であること
・学内/他資金での補助が受けられないこと
・人数:若干名
・申込先:madoguchi■jinmoncom.jp(@を■に変更しています )

プログラム

10:00-10:05 開会挨拶

10:05-11:35 セッション1

10:05-10:30 ロング
(01)日本文化を伝える拡張現実メディアの概念設計
○小林桂(筑波大学)
・星野准一(筑波大学)

 日本では文化産業戦略として日本文化を再認識、評価し、その魅力を世界に発信することが期待されている。また多文化共生の考えもあり、文化を伝えることはグローバル社会では特に重要である。本研究では日本文化の価値観を考察し、文化の伝達に関連した従来研究と照らし合わせながら日本文化を伝えるためのメディアの要件についてまとめ、実際に制作したメディアの展示評価について述べる。

10:30-10:55 ロング
(02)文化×バイオ×コンピュータでの解析-言語類型論に基づく言語データベースとゲノムデータの統合的解析の提案-
○松前ひろみ(東海大学)
・長谷武志(東京医科歯科大学)
・清水健太郎(チューリヒ大学・横浜市立大学)

 ヒトのゲノム情報からは、人類の系統や混血などの歴史を詳細かつ統計的に推定することができる。そうしてゲノムから推定される民族集団史の系統関係と、文化、とりわけ言語の分類には、一定の関連があると考えられてきた。しかし言語の分類のうち、言語族という語彙レベルで近縁な言語間の関係を除くと、遠い言語同士の関係(例えば日本語、アイヌ語、韓国語)を定量的に分析することは、これまで困難であった。私たちは文法の比較法である言語類型論の研究者とともに、文法のデータベースから定量的に語族を超えた言語の特徴の類似性を抽出し、ゲノムに基づく民族集団の関係との関係性を分析することに成功した。データベースに蓄積された文化と生物学の情報を統合的に解析する方法を提案する。

10:55-11:15 ショート
(03)『源氏物語』及びその補作における特徴語句抽出の試み
○土山玄(お茶の水女子大学)

 本研究では『源氏物語』の補作として『山路の露』及び『雲隠六帖』を採り上げる。これらの補作と称される作品と『源氏物語』との間において出現率が顕著に相違する語句、すなわち特徴語句の抽出を行う。特徴語句の抽出ではTF-IDFやカイ二乗統計量、あるいはランダムフォレストなどの機械学習の手法が用いられることが多い。まず、本研究ではこれらの抽出手法を概観し、それぞれの手法の特徴について検討を加える。次いで、『源氏物語』と補作の特徴語句の抽出結果に基づき、『山路の露』及び『雲隠六帖』の単語の出現傾向の特徴について報告する。

11:15-11:35 ショート
(04)深層学習とデータ合成を用いた古文書画像からの行切り出し
○犬塚直人(芝浦工業大学大学院)
・鈴木徹也(芝浦工業大学大学院)	

 古文書を現代の仮名に直しデータとして利用しやすくする作業を翻刻と呼ぶ.翻刻は国文学との研究にとって基礎的な作業であるが,それには多くの知識と労力を必要とする.そこで我々は翻刻作業の支援を目的としたシステムを開発しており,そのシステムに深層学習を用いた行切り出し手法を組み込む予定である.しかし,深層学習に必要な古文書画像へのアノテーション作業は手間がかかる.本研究では上記の問題を解決するために,ラベルデータを付与した古文書画像(偽古文書画像)をデータ合成し,訓練用データセットに利用する方法を提案する.提案手法の有効性を検証するために,偽古文書画像で訓練した深層学習モデルと実際の古文書画像で訓練した深層学習モデルを用意し,二つのモデルによる行切り出し結果の比較・考察を行った.

11:35-12:50 昼食

12:50-14:10 セッション2

12:50-13:10 ショート
(05)デジタル歴史地震史料の活用
○加納靖之(東京大学)

 歴史地震研究の成果としての地震史料集や歴史地震のカタログ(年表)がデジタル化されつつある。既にいくつかの研究プロジェクトによってデジタル化が試みられ、また実用的なデータベースとして公開されてきた。既存のデジタル資源の大部分は地震学、歴史学、情報学の協働によって実現したものである。これらを活用した歴史地震研究を紹介するとともに、今後新たに構築すべきデータベースや取り入れるべき技術や仕組みについて議論したい。

13:10-13:30 ショート
(06)文化財情報マッピングと地域歴史文化財防災の可能性
○近藤無滴(京都国立博物館)
・後藤真(国立歴史民俗博物館)

 日本列島に頻発する自然災害によって、多くの歴史資料・文化財が危機に瀕している。それに対応して複数の文化財レスキューが行われるなど、自然災害から文化財を守る対策も進みつつある。これらの活動に加えて、文化財防災の事前対策も重要である。そのためには、まず基礎的な情報集積と文化財がある場所の災害の危険度をはかる必要がある。これらの対応のためにはGISをはじめとする複数の情報技術応用が求められる。あわせて文化財に関する位置情報を含む定点観測は、その日常的な危機をも把握し、喪失を防ぐ効果ももつことになる。文化財の位置情報を中心とするデータ蓄積について、京都の地域文化財である「お地蔵さん」を中心に事例を説明し、GIS解析の結果と今後の可能性について述べる。

13:30-13:50 ショート
(07)石造物3Dアーカイブプロジェクト―その手法と可能性―
○篠田浩輔(国学院大学)
・小池隆(合同会社緑IT事務所)

 著者らは2019年11月から「石造物3Dアーカイブプロジェクト」に取り組んでいる。このプロジェクトはフォトグラメトリ (SfM/MVS)で石造物を3D記録し、所在地・銘文・撮影日等のメタ情報を付与し、アーカイブ化するものである。今回、その手法およびその手法を用いた理由、今後の可能性について述べる。

13:50-14:10 ショート
(08)nihuINTとジャパンサーチとの連携について
○大内英範(人間文化研究機構)

 2019年2月、「国の分野横断統合ポータル」である「ジャパンサーチ」が一般向け公開された。これは各分野の「つなぎ役」を介してデータを収集し、検索に供する仕組みをとっている。人間文化研究機構は人文学分野の「つなぎ役」として、まずは統合検索システムnihuINTからのデータ提供を開始した。2019年11月現在、本機構からは30DBを提供中である。本報告では、データ提供に際して問題となった点や、「つなぎ役」としてのメリット、今後の展望などを述べる。

14:30-16:50 (Web中継)

企画セッション「地域資料を世界へー史資料のウェブ公開とオープンデータ化」
佐賀大学地域学歴史文化研究センター「第13回地域学シンポジウム」
国立歴史民俗博物館「総合資料学の創成」事業研究会
との共催
・大向一輝(東京大学)「オープンデータと人文情報学」
・亀田尭宙(国立歴史民俗博物館)「地域歴史資料のオープン化事例と課題」
・本多美穂(佐賀県立図書館)「佐賀県立図書館のリニューアルについて」
・牛島清豪(株式会社ローカルメディアラボ)「デジタルアーカイブ×シビックテックの可能性」
・吉賀夏子(佐賀大学)「小城藩日記プロジェクトの紹介」
・伊藤昭弘(佐賀大学)「なぜ小城藩日記プロジェクトを始めたか」
討論

16:50-17:00 閉会

懇親会

発表会終了後に、懇親会を予定しています。ぜひご参加ください。
参加をご希望の方は期限が短くたいへん恐縮ですが1月23日(木)までにご連絡ください。

会場: 佐賀大学生協かささぎホール2F
参加費: 一般 5000円 学生 2000円(予定)

お問い合わせ先

madoguchi■jinmoncom.jp(@を■に変更しています )


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-02-01 (土) 12:59:42 (184d)