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◆第95回 人文科学とコンピュータ研究会発表会

 主査:関野樹,幹事:後藤真,阪田真己子,高田智知,山田太造

会場情報

 日時 2012年8月4日(土)
 会場 京都大学 地域研究統合情報センター
     京都市左京区吉田下阿達町46

 会場へのアクセス
  ●京都駅前から京都市営バス 4.17.205 のいずれかに乗車
   河原町通「荒神口」下車、東へ徒歩5分
  ●京阪電車「神宮丸太町」から徒歩5分

懇親会

  日時 2012年8月4日(土)18:30-20:30
  旬彩酒房酔心京都駅前B1店
  http://www.suishin.co.jp/suishin/b1.htm
  費用:一人4,000円程度(飲み放題)
  学生は割引を予定しております.
  t_yamada■nihu.jpまでお知らせください(@を■に変更しています)

発表申込

  発表申し込みは締め切りました.
  原稿提出締切 2012年7月6日(金)※厳守
  

 * 執筆要領等は,後日 学会事務局からの原稿依頼のメールにてご案内いたします.
  6月22日(金)を過ぎても原稿依頼が届かない場合は,
  情報処理学会 研究会担当(渡辺未果)までご連絡ください.
  tel:03-3518-8372

参加費(聴講)

  • 研究会登録会員:無料
  • 学会正会員:1500円
  • 学会学生会員:500円
  • 非会員(非会員の学生も含む):2500円

  詳しい情報は下記URLをご覧ください.
  http://www.ipsj.or.jp/09sig/kenkyukai/sanka.html

プログラム 

【一般セッション1】
[9:30-10:10]
(1)無名付箋の画像資料への適用方法について
○津田光弘(イパレット)

和書などの文字画像のレイアウトを暗示的にデータ定義する目的で、無名付箋(空の図形
アノテーション)を提案し、WEB情報として活用するためのデータ構造を報告。人文科学
分野における応用について考察する。

[10:10-10:50]
(2)明治前期の漢字活字とJIS漢字包摂規準-『明六雑誌』活字字形への、包摂規準適用実験-
○須永哲矢(国立国語研究所),堤智昭(東京農工大),高田智和(国立国語研 究所)

明治前期の雑誌『明六雑誌』を、JIS X0213文字集合をベースに、包摂規準を適用して電
子化した場合と、包摂規準を適用せずに電子化した場合との比較を通じ、現行の包摂規
準が近代の活字に対してどの程度有効なのかを検証する。

[10:50-11:30]
(3)「全国方言文法辞典」におけるWebによる調査データの報告システム開発について
○林良雄(秋田大学)

方言の文法項目を網羅し方言文法辞典を編纂する事業が行われている。この事業の中で 
現地調査データを収集するために編纂者以外の研究者からの報告をWebで報告するこ 
とが考えられている。本発表ではそのWebシステムの構築について報告を行う。

[11:30-12:10]
(4)近代文献のデジタルアーカイブ化とテキストマイニング―岩波書店「思想」を題材に
○美馬秀樹(東京大学),丹治信(東京大学),増田勝也(東京大学),太田晋 (東京大学)

本研究の目的は、1921年に創刊された岩波書店『思想』90年分(約1000号、約8600論 
文、約16万ページ)を題材とし、電子化・構造化を行うことで、a)『思想』という知の
集積,分析により20世紀日本の哲学・思想史を明らかにすること、b)分析結果の学部・
大学院教育での活用の方法論構築を進めること、及びc)歴史的文献テキストの電子化、
アーカイブ化に関する方法論を確立すること、である。
本稿では、上記『思想』のデジタルアーカイブ化とテキストマイニングに関し、『思
想』雑誌の電子化・構造化の手順とその問題点を報告し、特に、OCRによる文字認識精度
の向上、自動化・システム化に向けたレイアウト解析ソフトウェアの開発について、現
状の取り組みと予備的に行った実験評価について報告する。

[12:10-13:30] お昼休み(運営委員会)

【一般セッション2】
[13:30-14:10]
(5)多元的デジタルアーカイブズのVR-ARインターフェイスデザイン手法
○渡邉英徳(首都大学東京),原田真喜子(首都大学東京),佐藤康満(首都大 学東京)

本発表では,既存のデジタルアーカイブ群とユーザコミュニティをマッシュアップする
「多元的デジタルアーカイブズ」について述べる.

[14:10-14:50]
(6)デジタル地球儀を用いた成長型海洋生態系アーカイブのデザイン手法
○高田百合奈(首都大学東京),渡邉英徳(首都大学東京),植田佳樹(ケンコーコム)

海洋生態系の情報をユーザ自身が投稿でき、立体的な海底地形、海中の写真群と相互参
照しながら多元的に閲覧可能な、webデジタルアーカイブのデザイン手法について検討す
る。本手法を用いて著者らが制作した「ヨロンダイバー」を通して解説する。

[14:50-15:30]
(7)ソーシャルサービスを用いた災害証言アーカイブズのデザイン手法
○原田真喜子(首都大学東京),渡邉英徳(首都大学東京),高田百合奈(首都 大学東京),蜂谷聖未(首都大学東京),佐々木遥子(首都大学東京),太田祐介(首都大学東京),松田曜子(関西学院大学),山田泰久(日本財団)

災害証言を記録し伝承することを目的に、ソーシャルサービスtwitterを用いてNPOが収
集した災害証言をアーカイブするプロジェクトを行った。「NPOのアーカイブズ」の歴史
を背景に、SNSを用いたアーカイブデザイン手法の提案と、プロジェクトの検証を行う。

[15:30-15:45] 休憩

【特集セッション】
[15:45-15:50] 特集セッション趣旨説明

[15:50-16:30]
(8)資源共有化システムの機能拡張について-京都大学地域研究統合情報センターの試み-
○原 正一郎(京都大学)

これまでのデータベースは検索手順やユーザインタフェースの変更・修正などはサー
バー側の作業で研究者のニーズに迅速に応じるが困難であった。この状況を改善する試
みとして、地域研究統合情報センターの情報基盤システムの進められている、REST形式
のAPIを含めた、研究者に利用しやすいデータベースの開発事例について述る。

[16:30-17:10]
(9)災害地域情報マッピング・システムとその応用
○山本 博之(京都大学)

インターネットによる情報発信の基盤が十分整備されていないインドネシアを対象と
し、災害に関するオンライン情報を自動で収集して地図上で表示するシステムの構築状
況および災害時の情報収集以外への応用例を紹介する。

[17:10-17:50]
(10)地域研究における時空間情報の活用
○関野 樹(総合地球環境学研究所),原 正一郎(京都大学)

地域について様々な分野の視点からその姿を明らかにしようとする地域研究では、時間
や空間が多様な情報の接点として重要である。ここでは、時間や空間に基づく情報解析
ツールや関連する基盤情報の構築状況、および、これらを用いた地域研究での研究事例
について紹介する。

冊子体『研究報告』のオンライン化について

2009年度より,情報処理学会のすべての研究会の研究報告(定例研究会の論文)の冊子体を廃止し,オンライン化することになりました.
詳しい情報とQ&Aは,下記URLをご覧ください.
http://www.ipsj.or.jp/03somu/kinen_jigyo/50anv/d-library/dl-sig.html

この方式は,事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく(研究の登録会員は無料,それ以外の方は有料)か,当日会場にて予稿論文のPDFファイルをコピーしていただくことによって論文を閲覧するものです.

CH研究会では移行措置として,2011年度までは研究会参加者に冊子体を配布しておりましたが,予算上今後これを継続することが困難な状況となりました.残念ではありますが,2012年度から冊子体の配布を中止させていただきます.
今後は,当日会場でPDFファイルを閲覧できない参加者のために予稿論文のコピーご用意いたしますが,部数に限りがあります.誠にお手数ではありますが,できる限り事前にダウンロードしたものをプリントアウトしてご持参いただくか,PDFファイル閲覧用にパソコンをお持ちください.
なお,会場により電源の口数・容量に限りがございますことをあらかじめご了承ください.

予稿論文は通常,研究会開催日の一週間前から情報処理学会の情報学広場よりダウンロード可能となります.
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/
(研究の登録会員は無料ですが、それ以外の方は研究会参加費とは別に料金がかかります)

みなさまにはご不便をおかけしますが,ご理解のほど,よろしくお願いいたします.

お問い合わせ

 阪田 真己子(同志社大学文化情報学部)
 E-mail: msakata■mail.doshisha.ac.jp (@を■に変更しています)

2023-07-05 (水) 18:01:19

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Last-modified: 2023-07-05 (水) 18:01:19