開催予定に戻る ◆第95回 人文科学とコンピュータ研究会発表会†主査:関野樹,幹事:後藤真,阪田真己子,高田智知,山田太造 会場情報† 日時 2012年8月4日(土) 会場へのアクセス 懇親会† 日時 2012年8月4日(土)18:30-20:30 発表申込† 発表申し込みは締め切りました. * 執筆要領等は,後日 学会事務局からの原稿依頼のメールにてご案内いたします. 参加費(聴講)†
詳しい情報は下記URLをご覧ください. プログラム †【一般セッション1】 和書などの文字画像のレイアウトを暗示的にデータ定義する目的で、無名付箋(空の図形 アノテーション)を提案し、WEB情報として活用するためのデータ構造を報告。人文科学 分野における応用について考察する。 [10:10-10:50] 明治前期の雑誌『明六雑誌』を、JIS X0213文字集合をベースに、包摂規準を適用して電 子化した場合と、包摂規準を適用せずに電子化した場合との比較を通じ、現行の包摂規 準が近代の活字に対してどの程度有効なのかを検証する。 [10:50-11:30] 方言の文法項目を網羅し方言文法辞典を編纂する事業が行われている。この事業の中で 現地調査データを収集するために編纂者以外の研究者からの報告をWebで報告するこ とが考えられている。本発表ではそのWebシステムの構築について報告を行う。 [11:30-12:10] 本研究の目的は、1921年に創刊された岩波書店『思想』90年分(約1000号、約8600論 文、約16万ページ)を題材とし、電子化・構造化を行うことで、a)『思想』という知の 集積,分析により20世紀日本の哲学・思想史を明らかにすること、b)分析結果の学部・ 大学院教育での活用の方法論構築を進めること、及びc)歴史的文献テキストの電子化、 アーカイブ化に関する方法論を確立すること、である。 本稿では、上記『思想』のデジタルアーカイブ化とテキストマイニングに関し、『思 想』雑誌の電子化・構造化の手順とその問題点を報告し、特に、OCRによる文字認識精度 の向上、自動化・システム化に向けたレイアウト解析ソフトウェアの開発について、現 状の取り組みと予備的に行った実験評価について報告する。 [12:10-13:30] お昼休み(運営委員会) 【一般セッション2】 本発表では,既存のデジタルアーカイブ群とユーザコミュニティをマッシュアップする 「多元的デジタルアーカイブズ」について述べる. [14:10-14:50] 海洋生態系の情報をユーザ自身が投稿でき、立体的な海底地形、海中の写真群と相互参 照しながら多元的に閲覧可能な、webデジタルアーカイブのデザイン手法について検討す る。本手法を用いて著者らが制作した「ヨロンダイバー」を通して解説する。 [14:50-15:30] 災害証言を記録し伝承することを目的に、ソーシャルサービスtwitterを用いてNPOが収 集した災害証言をアーカイブするプロジェクトを行った。「NPOのアーカイブズ」の歴史 を背景に、SNSを用いたアーカイブデザイン手法の提案と、プロジェクトの検証を行う。 [15:30-15:45] 休憩 【特集セッション】 [15:50-16:30] これまでのデータベースは検索手順やユーザインタフェースの変更・修正などはサー バー側の作業で研究者のニーズに迅速に応じるが困難であった。この状況を改善する試 みとして、地域研究統合情報センターの情報基盤システムの進められている、REST形式 のAPIを含めた、研究者に利用しやすいデータベースの開発事例について述る。 [16:30-17:10] インターネットによる情報発信の基盤が十分整備されていないインドネシアを対象と し、災害に関するオンライン情報を自動で収集して地図上で表示するシステムの構築状 況および災害時の情報収集以外への応用例を紹介する。 [17:10-17:50] 地域について様々な分野の視点からその姿を明らかにしようとする地域研究では、時間 や空間が多様な情報の接点として重要である。ここでは、時間や空間に基づく情報解析 ツールや関連する基盤情報の構築状況、および、これらを用いた地域研究での研究事例 について紹介する。 冊子体『研究報告』のオンライン化について†2009年度より,情報処理学会のすべての研究会の研究報告(定例研究会の論文)の冊子体を廃止し,オンライン化することになりました. この方式は,事前にインターネットから論文をPDF形式でダウンロードしていただく(研究の登録会員は無料,それ以外の方は有料)か,当日会場にて予稿論文のPDFファイルをコピーしていただくことによって論文を閲覧するものです. CH研究会では移行措置として,2011年度までは研究会参加者に冊子体を配布しておりましたが,予算上今後これを継続することが困難な状況となりました.残念ではありますが,2012年度から冊子体の配布を中止させていただきます. 予稿論文は通常,研究会開催日の一週間前から情報処理学会の情報学広場よりダウンロード可能となります. みなさまにはご不便をおかけしますが,ご理解のほど,よろしくお願いいたします. お問い合わせ† 阪田 真己子(同志社大学文化情報学部) 2023-07-05 (水) 18:01:19 開催予定に戻る |