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人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2007)
『デジタルアーカイブと時空間の視点』

論文募集

人文科学とコンピュータ(CH)研究会では、人文科学情報の蓄積と利用の促進を目的として、資源共有化あるいはデジタルアーカイブを主要テーマとしたシンポジウムを数年に渡って開催してきました。今日、資源共有化システムあるいはデジタルアーカイブという用語は一般化し、その意義や必要性が認知され始めていますが、ここには本研究会の活動も大きく貢献しています。実際、歴史学・考古学・人類学・民族学・文学・芸術などの分野において、研究対象である資料のデジタル化・保存・流通・共有化のための多様な研究が活発に推進され、さらに近年は当該研究会会員外からの発表エントリーや本研究会への参加も増えてきています。そこで今年度は、これまでのデジタルアーカイブから新たな地平の開拓を目指して「デジタルアーカイブと時空間の視点」をテーマとしてシンポジウムを開催いたします。 資料の整理では、昔から5W1Hが重要であると言われてきました。しかし「who:誰が」と「what:何を」に比べると、「when:いつ」と「where:何処で」は、それほど重要視されていなかったという印象が強いといえます。実際、人文科学の各分野において多様な資料のデジタル化が進められてきましたが、人文科学研究が対象とする資料には、タイトルや主題などが無いものも多く、従来のメタデータでは不十分であることが明らかになってきました。その対策として、資料の内容に関連した時間と場所のデータを利用できるようにメタデータを拡張する方法が検討されています。また最近の研究動向として、資料の内容に関する時間や場所データに基づいた情報処理に関する発表も増えつつあります。このような背景から、時間と場所という古い問題を、人文科学における時空間情報処理という新しい視点から取り上げ、それらを推し進める情報技術、制度、事例、解析手法について、本シンポジウムを通じて交流を深める予定です。 各分野からの積極的な論文発表とご参加をお願いいたします。

日程

2007年12月13日(木)、14日(金)

会場

京都大学 京大会館(〒606-8305 京都市左京区吉田河原町15-9)
   TEL 075-751-8311

懇親会

日時:2007年12月13日(木) 午後6時予定
会場:京大会館

主催

情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会

共催

日本学術会議地域研究委員会地域情報分科会、地域研究コンソーシアム、京都大学地域研究統合情報センター、科学研究費基盤研究(S)「地域情報学の創出-東南アジア地域を中心にして-」、基盤研究(A)「アフロ・アジアの多元的情報資源の共有化を通じた地域研究の新たな展開」、基盤研究(A)「医療地域情報学の確立:疾病構造に着目した計量的地域間比較研究」

後援(予定)

電子情報通信学会、記録管理学会、情報知識学会、日本情報考古学会、アート・ドキュメンテーション学会、日本アーカイブズ学会、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、日本行動計量学会、日本計算機統計学会、日本統計学会

トピック

GIS、テキストマイニングによる時空間データ抽出、メタデータと標準化、時空間データベース、時空間インタフェース、時空間データ処理、歴史・文化資(史・試)料のデジタル化・保存・利用、テキスト・画像・映像データベース、情報検索、レファレンスサービス、数量的解析、データマイニング、テキストマイニング、デジタル図書館・博物館・文書館、保存科学、知的財産権、身体動作、立体形状・色彩処理、ヒューマンインタフェース、ネットワーク、CAD、セキュリティ・課金技術、教育利用、管理・運用面での課題や事例など。
ただし、これらに限定されるものではなく、広く人文科学とコンピュータ研究会の理念に即したテーマ、事例、現状批判、問題提起などについてのご発表も歓迎いたします。

発表形式

口頭発表、ポスター発表、デモ発表の発表形式を用意する計画です。概要論文には希望する発表形式を明記してください。形式を問わない場合はその旨記入してください。ただし、全体の投稿状況により、ポスター、デモの発表は実施しない場合もあり、また、ご希望に添えない場合もありますので、その点お含みおきください。

応募方法

  1. A4版2ページ以内(図表含む)の概要論文を下記の論文投稿先へ提出してください。PDFもしくはWordファイルによる電子投稿を歓迎いたします。概要論文には題目、著者名、所属、連絡先(電子メールアドレスを含む)、キーワード、希望発表形式を明記してください。原稿は日本語または英語とします。概要論文の内容や表現がシンポジウムの趣旨に合致していることに留意してください。人文科学あるいは情報技術のどちらかに著しく偏ったものである場合は、研究内容の優劣に関わらず採択されないことがありますので注意してください。事務局からの連絡は、主として電子メールを用います。投稿には必ず受理通知をお返ししますので、万一通知が来なかった場合はお問い合わせください。
  2. 提出された概要論文に基づいて、プログラム委員会で審査の上、応募論文の採否を決定します。
  3. 採択された場合、A4版8ページ、もしくは6ページの論文集用カメラレディ論文を提出していただきます。
  4. 採択論文のうち、本シンポジウムおよび本研究会の趣旨に合致し、かつ、内容の優れたものは、シンポジウム終了後、情報処理学会論文誌への研究会推薦論文として論文誌編集委員会に推薦します。

※概要論文の執筆ガイドは、じんもんこん2007公式ホームページよりダウンロードできます。

スケジュール(予定)

  1. 論文概要〆切 2007年9月14日(金)
  2. 論文採否通知 2007年10月5日(金)
  3. カメラレディ論文提出〆切 2007年11月16日(金)

論文概要投稿先

Email:oketani@hus.oiu.ac.jp
〒570-8555 大阪府守口市藤田町6-21-57
大阪国際大学国際コミュニケーション学部 じんもんこん2007事務局(桶谷猪久夫)
TEL:06-6902-0791 (2547)
FAX:06-6902-8894

参加費(予定)

情報処理学会会員・研究会登録会員6,000円(当日8,000円)
共催・後援団体会員6,000円(当日8,000円)
一般8,000円(当日10,000円)
学生3,000円(当日4,000円)

※いずれも論文集代を含む (論文集のみ:3,000円)

基調講演

演題:時空間情報社会
   岡部篤行(日本学術会議地域研究委員会地域情報分科会委員長・東京大学)
日時:12月13日(木)

実行委員会

委員長;柴山守(会場担当:京都大学)桶谷猪久夫(運営担当:大阪国際大学)
鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)、 山田奨治(国際日本文化研究センター)、及川昭文(総合研究大学院大学)、 阪田真己子(同志社大学)

プログラム委員会

委員長;原正一郎(京都大学)
相田満(国文学研究資料館)、浅見泰司(東京大学)、安達文夫(国立歴史民俗博物館) 小澤一雅(大阪電気通信大学)、加藤常員(大阪電気通信大学)、川口洋(帝塚山大学)、貴志俊彦(神奈川大学)、久保正敏(国立民族学博物館)、 後藤真(大阪市立大学) 、五島敏芳(国文学研究資料館)、坂谷内勝(国立教育政策研究所) 、関野樹(総合地球環境学研究所)、田窪正規(近畿大学) 當山日出夫(花園大学)、 八村広三郎(立命館大学) 、村上征勝(同志社大学)、師茂樹(花園大学)、山本泰則(国立民族学博物館)、吉岡亮衛(国立教育政策研究所)

シンポジウム全般の照会先

じんもんこん2007 公式ホームページ http://jinmon2007.oiu.ac.jp Email: oketani@hus.oiu.ac.jp
〒570-8555 大阪府守口市藤田町6-21-57
大阪国際大学国際コミュニケーション学部 じんもんこん2007事務局(桶谷猪久夫)
TEL:06-6902-0791 (2547)
FAX:06-6902-8894



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Last-modified: 2023-07-05 (水) 18:01:18